「サナエノミクスの柱には投資がある」米国株中心の“億り人”投資家が見据える「AI・半導体相場」の出口
米国株を中心に運用する億り人の個人投資家・ともさん。保有するSKハイニックスの株価は一時10倍、マイクロンも7〜8倍に値上がりしました。調整局面を迎えたいまも手放さず、長期で持ち続ける姿勢は変わりません。
米国在住時に投資を始め、現在は日本で運用を続けながらYouTubeでも発信するともさんに、サナエノミクスの評価、AI・半導体相場の出口の見据え方、そして決算の読み方まで、幅広く話を聞きました。
みんかぶプレミアム特集「サナエノミクスの勝ち方」第2回。
億り人は今年も順調に利益を積み重ねる
ーー今年も残すところ2か月を切りました。今年の相場はともさんにとっていかがでしたか。
2026年の株価は上昇するという想定を年初からしていたため、前半の上昇分はしっかり取れているので、総資産という意味では増えています。
ただ、中東戦争がここまで長引いていることと、インフレが一向に落ち着かないことは予想外でした。その影響が残っているので、思い描いていたような一本調子の上昇にはなりませんでした。
2025年ほど簡単な相場ではなかったものの、ボラティリティがそこそこあったぶん、投資するチャンスは多かったと感じています。全体としては、今のところ良い相場だったと思っています。
ーー高市政権の発足から約1年が経ちましたが、いわゆるサナエノミクスについてはどう評価していますか。
日本の政治をそれほど熱心に見ているわけではありませんし、積極財政と言われるなかで実際にどれだけ財政を出しているのかも追ってはいません。それでも、トランプ大統領と協力して投資を進めていくという話や、ソフトバンクの孫正義氏が動いているような事例を見ると、サナエノミクスの柱には投資があるのは間違いありません。
半導体やAIに関して言えば、日本政府が国策としてお金を出し、米国のAI関連を買うことにもなるでしょうから、米国にとってもプラスだと思っています。防衛費の増額もあるでしょうし、それは米国株の防衛関連セクターにとって間違いなく追い風です。
積極財政は米国株にとって確実にプラスなので、このまま続けてほしいと思う一方で、円安が止まらないところはやはり問題です。最近はそのあたりを懸念して積極財政に慎重になっているという報道もありましたから、どこまで続くのかを見ているところです。ただ、2040年まで民間と国が一緒になって投資を進めていく方針はあるようです。サナエノミクスに限らず、日本が成長していくのであれば設備投資をどんどんしなければなりませんし、その恩恵は必ず米国株に及ぶと考えています。