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元50億円ディーラー!株式投資歴35年のプロが明かす「個人投資家が『これだけ』はやっておくべきこと」

 証券ディーラーとして50億円の利益を上げた経験を持ち、今は個人投資家として株の魅力を広める活動に従事されているたけぞう氏。株式投資歴35年、相場のプロである同氏に全3回にわたりインタビュー。1回目は「現代を生き抜く投資戦略」について話を聞いた。

目次

現在の市場は「博打感」が増している

――たけぞうさんは現在の金融市場において、アルゴリズム取引の存在感が大きくなっていると述べられています。この傾向は今後どうなっていくと思われますか?

 2024年11月5日から、東証の取引時間が15時30分まで延長されましたよね。これに伴って東証は売買システムをバージョンアップしたと思います。それによって、一段とスピードが増したように感じています。

――同企画で前回は半年前に同じことをお聞きしましたが、この半年だけでも状況が変わっているということですね。

 東証のシステムバージョンアップで、アルゴリズム取引がさらにやりやすくなったのではないしょうか。あまりの速さに、より「博打感」が増してしまっているようにも思います。

2024年の暴落の悪夢が再び?

――以前よりもさらにアルゴリズム取引が席巻する株式市場では、何を意識する必要があるでしょうか?

 昔よりもボラティリティが高くなっているので、株数を少なめにしないといけないかなと思います。特に短期の場合は意識するべきです。

――2024年は日経平均株価が4,500円も暴落する局面がありました。

 さすがにあそこまでとは思ってなかったですが、それに近い暴落のリスクはあると思っていました。ボラティリティが高い相場環境が続く限り、これからも同じことが起きてもおかしくありません。

――やはりそれも、アルゴリズム取引の仕業ということでしょうか?

 昔は値動きに一定の時間がありましたが、今は1秒間に何千回と商いを作る時代です。一方通行の相場になりやすいのです。上昇トレンドで入るなら押し目を探すのがセオリーだと思いますが、押し目も見えにくくなっているので、どこから入って良いのか分からない相場も多いですね。本当に昔と今とでは時代が違うことを実感します。

日本市場は「おもちゃ相場」に見える

――なぜ、アルゴリズム取引が席巻する相場では一方通行の相場になりやすいのでしょうか?

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