元手35万から3.8億へ。梅木氏が語る「デイトレ初心者が守るべき2つのルール」と、朝15分で仕事が終わる境地

3.8億円を積み上げた梅木氏が最初の数ヶ月に最も費やしたのは、お金よりも「時間」だった。毎日チャートを見続け、毎日答え合わせをして、毎日少しずつ感覚を更新する。その積み重ねが今、「朝の短時間だけで1日が完結する」という状態を生んでいる。
初心者が最初の半年をどう過ごすかが、退場するかどうかの分岐点になると梅木氏は語る。全4回の第4回。
みんかぶプレミアム連載「デイトレード 最短で億り人を目指す!」
目次
「見てる量が違った」毎日が本番であることの強み
初心者のうちに退場してしまう人と生き残れる人の差はどこにあるか。梅木氏の答えは明快だった。
「自分が生き残れた理由は、見てる量が違ったからだと思うんですよね。最初の頃は1日に10銘柄、20銘柄を触って経験を積んでいました。勝率は低かったですけど、その代わり経験値が確実に積み重なっていって。これは強い動き、これは弱い動きというのが、毎日の答え合わせで少しずつわかるようになってくる」
チャートと板を毎日見続けることで、「この状況では普通こう動く」という感覚が体に染みついていく。その感覚が身につく前にロットを大きくすることは、感覚のないままリスクだけを積み上げることだ。最初の頃は勝率が低くても、場数を踏むことに意味がある。1日20銘柄に触れれば、それだけ多くの「答え合わせ」が積み重なる。
この「見続ける量」の差は、スイングトレーダーとの成長速度の違いにも直結すると梅木氏は言う。
「スイングでファンダ分析がメインの人は、日中の値動きをリアルタイムで見られないことも多い。デイトレで毎日毎分チャートを見ている自分とでは、情報量と分析量が違う。毎日答え合わせができるので、成長のスピードが全然違います」
スイングトレードは1回の取引に数日から数週間かけるため、同じ1年でも経験できる取引回数が圧倒的に少ない。デイトレードは毎日が本番であり、毎日が学習の機会だ。この試行回数の多さが、感覚の蓄積スピードを加速させる。
「再現性がない」は誤解——6年間が証明すること
デイトレードは「ギャンブル的で再現性がない」と言われがちだ。梅木氏はこれを真正面から否定する。
「6年以上同じような手法で結果を出し続けてきた。それが一番の証拠ですよね。もちろん最初の頃は再現性なんてなかったし、何度も連敗しました。でも毎日チャートと板を見続けることで、少しずつ自分の中のパターンが増えていく。再現性は最初から存在するものじゃなくて、積み上げていくものなんです」
最初から再現性があるトレーダーなど存在しない。毎日の答え合わせを重ねた先に、少しずつパターンが見えてくる。その意味では、再現性とは才能ではなく、見続けた時間の蓄積そのものだ。