元手35万が1.3億に…「もうやめます」と追い詰められた、デイトレ損失1800万からの逆転劇

本稿で紹介している個別銘柄:ウィルソンW(7974)
2019年、35万円でデイトレードを始めたハニトラ梅木氏は、2020年に2000万円超の利益を出した。しかし2021年にマイナス1400万円、2022年にマイナス400万円の損失を計上。周囲の仲間に「もうやめます」と告げるほど追い詰められた。
それが2023年には1.3億円、2024年に1.1億円、2025年に1.4億円と3年連続で1億円超えを達成。累計資産は3.8億円に達した。その転換点に何があったのか。ハニトラ梅木氏に話を伺った。全4回の第1回。
みんかぶプレミアム連載「デイトレード 最短で億り人を目指す!」
目次
「先輩が儲けてるって言うから」知識ゼロで惨敗したスタート
株を始めたきっかけを問うと、あっけらかんとした答えが返ってきた。
「仕事の先輩が株で結構儲けてるって言うから、ほんまっすかって始めた感じですね。本当に全然知識なかったです」
株関連の雑誌をパラパラとめくり、先輩の言うことを鵜呑みにして始めた最初の挑戦は、あっさり惨敗に終わった。しばらく投資から離れ、2017年頃に少し試してまた負け、その後資金に余裕ができたタイミングで2019年10月から本格的にデイトレードをスタートした。元手は35万円だった。
「最初の10月、11月はほとんど増えてなかったです。本当に勉強期間という感じで、何もできなかった。でもそれからだんだんと感覚がついてきて、2020年はトータルでプラス2000万円ちょっとという感じでしたね」
1年余りで35万円が2000万円。ただし本人はこの数字を「順調なスタート」とは受け取っていない。道中には、今も記憶に残る大きな失敗が刻まれていた。
連続ストップ高を握り続けて、半年前の水準に叩き落とされた
2020年末、「ウィルソンW」(9610)という銘柄で痛い目を見た。株価が急騰し、その結果、空売りした投資家たちが損失を抱えて買い戻しを迫られる「踏み上げ」が発生した。その後も勢いは止まらず、この銘柄は5連続ストップ高という異常な動きを見せた。
「需給もよくわかっていなかったので、とにかくストップ高しまくってるから美味しいなってずっとホールドしてたんです。でも高値つけた時にうまく利確できなくて、結局ずっと持ってたら半年ぐらい前の水準まで戻ってしまったというのが、自分の中では強く覚えてますね」
ストップ高になった銘柄は、翌朝の寄り付きに株価が大きく動くことがある。最高値をつけたサインを読み取れず、持ち続けた結果として急落に巻き込まれた。踏み上げ相場の需給の読み方、ストップ高の動きへの対処——当時まだ理解が追いついていなかった部分が、この失敗に凝縮されている。