AI副業で企業案件を獲る方法。「既存スキル×AI」の掛け算と、初心者が陥る「最初の壁」の正体
AIで副業すれば誰でも稼げる。そんな言説がSNSやYouTubeに溢れるようになって久しい。ChatGPTをはじめとする生成AIの急速な普及により、ライティングやLP制作、画像生成といった作業は今や誰でも手軽にこなせる時代になった。しかし、「AIを使えること」と「AIで稼げること」は、まったく別の話だ。いま、AIを使った副業市場は、誰でも似たようなクオリティを出せるせいで、仕事の価値が暴落するという、静かな危機に直面している。
桜美林大学在学中から学生起業家として副業に取り組み、現在はYouTubeチャンネル『あべむつき【ラッキーマイン】』に24万人以上の登録者を持つAI副業YouTuberのあべむつき氏も、その変化の最前線に立つ一人だ。オンラインサロン「あべラボ」を通じた440人の受講生データと自身の実践から見えてきた「本当に稼げる人の条件」を余すところなく語っていただいた。全3回の第2回。
みんかぶプレミアム連載「AI富裕層への最短ルート」
目次
クラウドワークスで「最初の実績」を積み、次のステップへ
企業への営業が難しいと感じる人には、まずクラウドワークスなどのプラットフォームに掲載されている企業案件からスタートする方法があります。AIツールの使用感をレビュー記事にまとめる仕事や、社内向けAI活用の資料作成など、専門的な技術がなくても取り組める企業案件が存在しています。
大切なのは、最初から高単価を狙わないことです。まず1件受けてみる、納品してみる、その実績を積み重ねる。そうすると「こういう仕事をやりました」という具体的な事例ができて、次の企業への提案がぐっと通りやすくなります。発信を続けていれば、向こうから声がかかるケースも増えてくる。実績が、営業の代わりを果たしてくれるんです。そして実績ができたら、それをもとに今度はきちんと高単価で交渉できるようになります。こうしたステップを踏めるかどうかが、BtoB副業を軌道に乗せられるかどうかの分かれ目です。
「既存スキル×AI」が、BtoB副業を最速で軌道に乗せる
実績を積む際に、もう一つ意識してほしいことがあります。「AIだけ」で勝負しようとしないことです。AIを使える人は増え続けているので、それだけでは差がつかない。自分が元々持っているスキルや経験を、AIで拡張するという発想が重要です。
たとえば、ライティングができる人がLPの制作も覚える、LINEの構築もできるようにする。そのひとつひとつをAIが補助してくれるので、習得のスピードも上がっています。わからないことはChatGPTに聞けばかなりのことが解決できる時代になっているので、最初から「技術がないから無理」と諦める必要はありません。
「ライティング1本の人」より「LP・LINE・メルマガすべて対応できる人」の方が、企業から見たときの価値は明らかに高い。クラウドソーシングの価格競争に疲れている人ほど、まず自分の既存スキルを棚卸しして、そこにAIを組み合わせるところから始めてみてください。その先に、BtoB副業への入り口があります。