インフレの逆風で“特需”が起きる・・・資産10億円投資家が密かに集める“地味な割安株”
本稿で紹介している個別銘柄:SCREENホールディングス(7735)、ソフトバンクグループ(9984)、SBIホールディングス(8473)、ゲオホールディングス(2681)、ひろぎんホールディングス(7337)、内海造船(7018)、ムニノバホールディングス(547A)、遠藤照明(6932)、ウエストホールディングス(1407)、ジェイドグループ(3558)、愛知時計電機(7723)、オプテックスグループ(6914)
資産10億円投資家のDAIBOUCHOU氏は、激動の相場環境下でどのような銘柄に資金を投じているのか、最新のポートフォリオを特別に公開する。
円安や金利上昇の逆風を跳ね返し、着実に利益を狙うためのロジックとは何か。10億円投資家の頭の中と注目している個別銘柄とはー。インタビュー連載全2回の第1回。
半導体を売って「ゲオ」を買った理由
ーーDAIBOUCHOUさんの最新ポートフォリオについて伺います。全体としてどのような戦略で銘柄を入れ替えたのでしょうか。
今回は、大きな流れとして半導体関連が下落トレンドに入ったと判断し、SCREENホールディングス(7735)を売却しました。
あわせて、ソフトバンクグループ(9984)もすでに利益を確定させてリストから外しています。代わりに新規で組み入れたのが、証券業の好調が目立つSBIホールディングス(8473)と、インフレ環境下で強さを発揮するゲオホールディングス(2681)です。
全体的な構成としては、円安や金利上昇の恩恵を直接受ける銘柄群を中心にしつつ、マクロの逆風を自力で跳ね返せる内需株をバランスよく配置しました。
相場全体の方向性が読みにくい時期は、企業ごとに独自の株価上昇のきっかけ、いわゆるカタリストが明確な銘柄を厳選していく方針を取っています。
ーー相場が不安定な時こそ、個別企業の材料を重視するのですね。配当などのインカムゲインも意識されていますか。
もちろん配当も重要な要素です。ただ、表面的な利回りが高いだけの銘柄は、業績悪化によって減配されるリスクを伴います。
配当利回りがそこそこありつつ、今後の業績の上方修正が期待できる銘柄を探す作業に時間をかけていますね。
市場からの期待値が低く、株価が放置されている企業であれば、少しでも良い決算が出た時に株価が跳ねやすくなります。
逆に悪材料が出ても、すでに期待されていない分だけ下落幅は限定的です。下値の堅さと上値のポテンシャルを両立させるイメージを持っていただければわかりやすいかもしれません。