初心者が目指す「勝率65%」への最短ロードマップ…プロップトレードで「一発合格」を狙うべき理由
「自己資金が少なくても、数千万円規模の口座でトレードできる」――。プロップファームの仕組みを知れば、「自分もすぐに挑戦してみたい」と思う人もいるだろう。
しかし、FX歴約8年、1000人を超えるトレーダーを見てきたよすが氏は、「まず勝てるようになってから受けるべき」と語る。プロップファームの試験には利益目標だけでなく損失上限もあり、準備不足のまま挑戦すれば、失格して再挑戦を繰り返すことにもなりかねない。
では、初心者は何から学び、どこまで実力をつければ挑戦していいのか。
今回はプロップ合格を狙えるレベルに到達するまでの具体的な学習法と、合格後にプロップを活用して自己資金を作っていく方法を聞いた。全3回の最終回。
みんかぶプレミアム特集「デイトレで稼ぐ人、退場する人――プロップトレード最前線」
初心者がいきなりプロップファームに挑戦しない方がいい理由
初心者がいきなりプロップファームの試験に挑戦することを、私は基本的には勧めていません。
必ず検証をして、「これならいける」というデータがそろってから挑戦した方がいい。理由は単純で、受験料がかかるからです。
もちろん、極端なキャンペーンで「1000円程度で受験できます」というような機会があるなら、体験として触ってみてもいいと思います。
でも通常であれば、まず勝てるようになってからです。プロップで失敗する一番の原因は、私は「準備不足」だと思っています。
そもそも過去相場検証で勝てていないのに、試験を受けてしまう人がいる。それでは合格する方が難しいですよね。
最初に身につけるべきなのは「ライン」
私が初心者なら、まず基礎知識を学びます。
私が教えている人には『マーケットのテクニカル分析』をまず読んでもらっています。600ページほどある専門書で、文章も少し読みづらいところはありますが、テクニカル分析の基礎がかなり詳しく載っています。
いろいろな本に手を出すより、まず一冊をきちんと理解する。その方がシンプルだと思っています。
基礎を理解したら、次はラインです。
私は初心者には、まずチャート上にラインを正しく引けるようになってほしいと考えています。
ラインというのは、値動きが集中しているポイントを見るためのものです。結局FXでやりたいことは、「期待値が高い瞬間にボタンを押すこと」です。
その期待値が高い場所をチャート上で認識するために、ラインを使う。
ただ、何本も引けばいいわけではありません。例えば5分足に大量のラインを引いても仕方がない。私は基本的に1時間足以上で、目立つラインをきっちり見るようにしています。
初心者がプロップ合格を狙うまでの5ステップ
ラインが引けるようになったからといって、すぐ過去相場検証を始めるのも私は勧めません。おそらく挫折します。
私が教える場合は、段階を分けています。
シナリオというのは、これから起こり得る期待値の高いパターンを洗い出す作業です。例えばラインで反発する場合、ブレイクする場合、それぞれについて考える。
次に、「実際にどこでエントリーするのか」というタイミングを練習します。
そこまでできて、初めて過去相場検証に移れます。
ライン、シナリオ、タイミング。
この順番を飛ばしてしまうと、過去チャートを開いたところで何を検証すればいいのか分からなくなります。