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150億投資家・片山晃の大注目銘柄4選…企業取材から投資先を切り替え株価20倍に、資産6億円全額をあなたなら投資に突っ込めるか

片山晃

本稿で紹介している銘柄:日本ライフライン(7575)、ボルテージ(3639)、インタースペース(2122)、ファンコミュニケーションズ(2461)、住信SBIネット銀行(7163)、I-ne(アイエヌイー)(4933)、プレミアアンチエイジング(4934)、セーフィー(4375)、ヤプリ(4168)

 元手65万円から150億円以上の個人資産を築いた元祖 “カリスマ個人投資家” の片山晃氏。同氏は「人生を賭けたギャンブル」として挑んだ日本ライフライン(7575、東証プライム)への全資産投資で、元手の6億円をレバレッジを掛けて突っ込んだ結果、資産100億円を突破したのだ。

 「ギャンブル」とはいえど、そこに確かな自信がなければ、全額資産を賭けることなど到底できない。片山氏はいかにしてその自信を築き、6億の元手を全額張ることができたのか。2023年要注目の4銘柄もあわせて聞いた。インタビュー全2回の2回目。

目次

企業取材という新たな武器を手に入れ20倍株を発見

 ボルテージ(3639、東証スタンダード)への投資の成功で、成長株投資を中心にやっていこうと確信し、次の投資先を探していました。

 当時はスマホの普及が加速していた時期で、「その波に乗りたい」と思いました。そこで、「この波に乗って、どんな銘柄がきても、好影響がある銘柄は何か」という発想で、モバイルインターネット広告セクターに注目することにしました。

 「スマホというデバイスが世の中に普及したのは、いわば“道路”が敷かれたようなもので、そこにどんなコンテンツやサービスが流通するにせよ、モノを運ぶ”トラック”は必要になる。ネット上の”トラック”は何かと考えた時に、それは広告だろうと。だから、何が売れたって、モバイルインターネット広告企業の株価は上昇していくのではないか」と考えました。

 そして2011年頃、指標面で割安な、インタースペース(2122、東証スタンダード)に投資することにしました。当時の時価総額が20億円程度で小さかったことと、マーケットも悪かったことから、20億のうちの6000万円、つまり時価総額の約3%を保有することになってしまいました。

 それに気を使ったのか、「一度、対面で事業説明の機会をください」と先方から申し出があり、「これは貴重なチャンスをいただいた」と思い、資料と仮説を用意して、事業説明の機会をありがたく受けることにしました。

 役員の方と話をしていくと、私の考えていた成長ストーリーに合致する企業は、インタースペースではなく、その競合であるファンコミュニケーションズ(2461、東証プライム)であることが明らかになったのです。

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この記事の著者
片山晃

1982年生まれ。2005年に65万円で株式投資を始めると、成長株への集中投資で次々に成果を挙げ、2017年には資産140億円に到達。2013年にはレオス・キャピタルワークスにてアナリスト業務にも従事した。近年は上場株式投資に加え、M&Aなどを通じた事業投資やスタートアップ投資も行っている。主なグループ会社はアパレルブランドのフラットヘッド、競走馬の生産を行うハクレイファームなど。

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