0円のデータを「商品」に変えるAIスモビジ錬金術を人気企業家が独占告白──AIができない人がやるべき「最後の仕事」とは何か
終身雇用の崩壊や物価高騰により、「給料だけでは将来の安心は得られない」と言われる時代に入っている。そうした中で、AIを活用しながら短期間でキャリアを切り拓いてきたのが大塚あみ氏だ。2023年にChatGPTをきっかけにプログラミングを始め、わずか数カ月で学会発表や招待講演を経験。さらに「#100日チャレンジ」で毎日アプリを開発・発信し、その成果は国際学会でも発表された。大学卒業後はエンジニアとして就職したのち、法人設立や書籍出版まで実現している。
一見すると異例のキャリアに見えるが、本人は「自分の頭で考えるのではなく、AIの指示に従っているだけ」と語る。AIに月15万円を投じる彼女の思考法や戦略をもとに、個人がゼロから収益を生み出すための実践的なアプローチを解説する。全5回の第5回。
みんかぶプレミアム連載「副業・スモビジで億り人に 令和の稼ぎ方新常識」
目次
ホワイトカラーの働き方は激変する
これまで紹介してきた収益化の手法は、特別なスキルがなくても個人が実践できる現実的な選択肢です。しかし、より長期的に考えたとき、私たちが向き合うべきなのはAIによる環境の変化そのものです。すでに変化は始まっており、働き方や求められる役割は大きく変わりつつあります。
事務や営業といった業務に加え、これまで専門性が高いとされてきた領域でも、AIによる代替や効率化が進んでいます。ホワイトカラーの働き方は、今後さらに変化していく可能性があります。では、こうした環境の中で、私たちはどのように価値を生み出し、どのように収益を確保していくべきなのでしょうか。今回はそのための考え方と戦略を整理していきます。
AI時代に拡大するエンターテインメント市場
AIが普及し、誰もが簡単にハイクオリティな成果物を作れるようになり、効率化が極限まで進んだ世界で、最後に残り、かつ爆発的に拡大する市場があります。それは「エンターテインメント産業」です。今の日本は、経済成長が止まり、将来への希望が見えにくい閉塞感に包まれています。そうした環境で、多くの人が無意識に求めているのは、本質的な自己啓発ではなく「ネットの世界での現実逃避」です。
「現実から目を背けて、ネットの世界で手軽に気持ちよくなりたい、暇を潰したい」という欲望は、食欲や睡眠欲と同じくらい強力で、決して無くなりません。そして、この欲望をダイレクトに突くことで、これまでの連載で紹介した手法よりも遥かに大きな金額を稼げる領域が存在します。実は、YouTubeなどのクリーンな媒体以上に、規制の緩い「アダルト系プラットフォーム」や「海外の娯楽サイト」などは、今や個人がAIを使って桁違いの収益を上げる主戦場となっています。
AIを使えば、魅力的な画像や動画、テキストコンテンツを24時間、無限に生成できます。「倫理的に抵抗がある」と顔をしかめる真面目な人が多いからこそ、この市場は参入障壁が低く、先行者利益が凄まじいのです。ユーザーが求める「刺激」や「癒やし」をAIに作らせ、適切な場所に配置する。このシンプルな「欲望の供給」こそが、AI時代の最も効率的なマネタイズです。