SNSのレッドオーシャンから地元のブルーオーシャンへ!2歳児のママが「地域密着型の一時預かり託児所」という実店舗ビジネスに挑む理由

「オンラインのスキルを活かして独立したいけれど、SNSを見渡せばライバルだらけで埋もれてしまう」――そんな壁にぶつかり、立ち止まってしまうフリーランスは少なくない。Webライターや海外案件で確かな実績を積み上げてきた、ちはや氏も、まさにそのオンラインの「レッドオーシャン」を肌で感じてきた一人だ。しかし同氏は、そこで消耗するのではなく、視点を180度変えて「リアルな地域(地元)」へ進出するという、一見すると大きなリスクを伴う勝負に出た。
本稿では、なぜ今、在宅ワークで成功している彼女があえて「一時預かりの託児所」という実店舗ビジネスを立ち上げるのか、その戦略的な背景を徹底解説。SNS大混戦時代を生き抜くための「地域密着型の差別化戦略」から、保育士資格を持たない状態からスタートしたワケ、そして「託児所×在宅ワーク」という唯一無二のビジネスモデルが地方のママたちを救う理由まで、その情熱的なビジョンを語っていただいた。全4回の第3回。
みんかぶプレミアム連載「フリーランスの稼ぎ方大全」
目次
SNSはライバルだらけのレッドオーシャン。だからこそ私は「地域のリアル」に目を向けた
Webライターとして月20万円を安定して稼ぎ、さらに海外案件で月プラス10万円の成果を出せるようになった私ですが、活動の拠点としていたX(旧Twitter)などのSNSコミュニティに対して、ある種の「限界」も感じていました。
SNSを開けば、「子育てしながら在宅ワークで稼ごう!」「未経験からオンライン秘書になれる講座」といった発信がこれでもかと溢れ返っています。もちろん、それぞれ素晴らしいサービスを提供されているのですが、プレイヤーがあまりにも多すぎて、完全なレッドオーシャン(激戦区)化しているのが現状です。その中で自分の存在を見つけてもらい、他の人と差別化して選ばれ続けるのは、並大抵のことではありません。私自身、稼ぐための行動は貪欲ですし、できることはすべてやる精神で動いていますが、「この大混戦のオンライン市場だけで戦い続けるのは、効率が良くないかもしれない」と冷静に分析していました。
海外案件に挑戦する前、月収20万を安定的に稼げるようになったことで、Webライター講座をやろうと思い、X(旧Twitter)で看板を出していたことがあります。しかし結果は惨敗。申し込みは1件です。当然と言えば当然ですよね。自分より実績もあり、すでに講座を開講している方がたくさんいたからです。
そこで私は、地域の店舗情報が掲載されているメディアに「在宅ワークで稼ぐWebライターの仕事を教えます」と情報を載せてみたのです。すると、地域に住むママさんたちの応募が入るようになりました。そしてママさんに教えているうちに気づいたのです。「在宅ワークをしてみたいけど、一歩踏み出せないママはたくさんいる」と。
そんな時に、第1回でお話しした「自分が出産後に直面した、地域に一時預かりの託児所がどこにもない」という実体験が結びついたのです。
ネット上で何万人という不特定多数のライバルと消耗戦を繰り広げるくらいなら、競合が誰もいない地元のリアルな市場で、目の前で本当に困っているママたちのためにサービスを提供したほうが、ビジネスとしても圧倒的に強い。これが、私が在宅ワークを飛び出し、あえて「実店舗ビジネス」に挑戦しようと決意した最大の理由です。