元ヤフーデザイン責任者が実践する「朝4時半起き」の超ハードスケジュールと副業のリアル
「副業で大きく稼ぐには、本業を疎かにするか、特別な才能が必要だ」――そんな固定観念を、圧倒的な行動力と徹底されたタイムマネジメントで軽やかに覆す人物がいる。かつてヤフーでデザイン責任者を務め、現在は別の会社で正社員として働きながら、副業だけで「大企業の部長職クラス」の報酬を稼ぎ出す「しまやす」氏だ。
本稿では、同氏が2020年のコロナ禍をきっかけに完全未経験から副業をスタートし、いかにして現在の確固たる実績を築き上げたのか、その生々しい軌跡を徹底解説。妻と娘2人の4人家族を支えながら、毎日朝4時半に起床して本業と副業を両立させる驚異のタイムスケジュールから、絶え間なく動き続けるためのマインドセットや原動力まで、本人が語り下ろし形式で余すところなく明かす。
みんかぶプレミアム連載「在宅副業、在宅ワークで稼ぐ術」
目次
リモートワークを機に始めた「音声配信」の挫折と、Twitter図解での大逆転
私は現在、妻と娘2人の4人家族で暮らしています。もともとはヤフーという会社でデザイン責任者をやっていました。その他にも、『デザインの解剖図鑑』という著書を出版したり、PhotoshopやIllustratorの開発元であるAdobeの講師を務めたり、最近ではTikTokの動画編集ツールであるCapCutの講師をしたりしています。現在は別の会社に転職して正社員として働いているのですが、実はまだ会社員を辞めておらず、これらの活動はすべて副業として行っています。
私が副業を始めたのは2020年のことです。新型コロナウイルスの流行が始まり、当時勤めていたヤフーでの仕事が完全にリモートワークへと切り替わりました。その結果、通勤時間がなくなり、自宅での時間にゆとりができたことが最初のきっかけです。それ以前から、私はVoicyという音声メディアで、様々なビジネス系のインフルエンサーの方々の放送を日常的に聴いていました。その中で「これからは組織に頼るだけでなく、個人としての発信力や影響力が必要になる時代なんだろうな」ということを漠然と感じていたんです。そこで、リモートワークで時間ができたのを良い機会だと思い、まずは音声配信から個人としての活動をスタートしました。
しかし、最初に意気込んで始めた音声配信は、全くと言っていいほど鳴かず飛ばずでした。誰も聴いてくれない状態が続いたため、「まずは音声配信に人を集めるための、集客の導線を作らなければならない」と考えました。そこで、音声配信への流入を増やす目的で、当時のTwitter(現在のX)を使ってテキストや画像での発信を始めることにしたんです。
当時、Twitterでは書籍の内容を要約して図解化し、1枚の画像にまとめてポストするという手法が非常に流行っていました。私はもともとWebデザインの世界でずっと仕事をしてきた人間ですから、「自分の本業のスキルを活かせば、この流行に乗って質の高いアウトプットができるかもしれない。試しにやってみよう」と思い、書籍の図解ポストを始めてみたわけです。
そうしたところ、これが予想以上に大きな反響を呼び、一気にアカウントが伸びました。この図解発信がきっかけとなって、なんとテレビの取材を受けることにもなり、自分自身の発信力や影響力がだんだんと高まっていくのを肌で実感しました。その時に「あ、この発信力をベースにすれば、副業をもっと本格的に、色々な形でビジネスとして展開できるかもしれない」と確信したんです。そこからは「これもやれそうだな、あれもやれそうだな」と、目の前のチャンスに対してあれよあれよという間にやれることが増えていき、現在の副業の形へと繋がっていきました。まさに、SNSでの発信をすべてのベースにして、自分の可能性を広げていったという形ですね。