月収60万円→120万円。AIで収入を倍にしたWebライターが教える「月5万円」の稼ぐための副業術
「AI編集長」など、AIにまつわる複数の肩書きを掲げ、そのすべてを一人でこなすフリーランサーがいる。ライター歴11年の佐藤誠一氏だ。Webライターから現職への大きな転機は、2022年の秋。ChatGPTが世に出たタイミングで、一人の娘が生まれたのだ。育児と仕事でとにかく時間のない毎日。「藁にもすがる思い」で触れたAIが、やがて佐藤氏の働き方を変えていく。
現在は一人で3つのSEOメディアを運営するほか、企業向けのAI事業にも仕事を拡大。AIを活用することで、作業時間を約8割削減しながら、月収は約60万円から約120万円へと倍増したという。
本稿では、佐藤氏がどのようにしてAIを「おもちゃ」から「最強のビジネスパートナー」に変え、複数の肩書きを持つ現在の働き方にたどり着いたのか。そして、AIで生まれた時間をどう新たな収入につなげたのか。まずは「月5万円」を生み出すための具体的な方法まで語っていただいた。全3回の第1回。
みんかぶプレミアム連載「AI富裕層への最短ルート」
「とにかく時間を作りたい」藁にもすがる思いで始めたAIとの対話
私は現在、AIを軸に複数の仕事をしています。
実は昨年の夏まで、Webメディアで記事を書くライターをしていました。毎日パソコンの前にしがみついて、数万字を書く日々。しかしいまは「AI編集長」として、一人で3つのSEOメディアを運営しています。以前はライターさんたちと協業していましたが、今はAIを駆使することで、その仕組みをすべて一人で回せるようになりました。
私の転機は、2022年11月に娘が生まれたことです。個人事業主にとって、仕事の時間の確保は最重要事項ですが、仕事と子育ての両立で思うような時間が確保できませんでした。日中は育児に追われるので、子どもが寝た後に仕事をしていましたが、どうしても睡眠不足になってしまう──この状態で生活を続けるのは限界だと感じていました。
ちょうどその時期、ChatGPTがリリースされました。「ChatGPTというAIが便利らしい」という噂を聞いて、使ってみたのです。正直に言えば、当時のChatGPTはまだ「おもちゃ」に近い状態でした。こちらが会話をすれば返事が戻ってくる程度だったので、仕事に使えるレベルでは到底ありませんでした。
しかし私は「仕事の時間を確保するためには、AIに頼るしかない」と考え、藁をもすがる思いで、AIに触り始めたのです。AIをどう使えばいいのか、今の仕事を効率化するためにAIに何ができるのか、試行錯誤を繰り返しました。
「AIは人間の仕事を代替できない」世間の意見を翻し、AIでできると信じて突き進む
2023年、2024年くらいまでは、AIに懐疑的な人がまだ結構多かったと思います。「さすがにこれは人の仕事だよね。AIが進化しても人の仕事は代替されない」という意見もたくさんありました。
しかし私は「これは、AIでできるんじゃないか」という前提でAIと壁打ちを続けていました。簡単に言うと、諦めが悪いんです(笑)「どうにかなるよ、こんなふうにできるよ」と、AIにうるさく言い続けると、最終的にそれらしい答えを出してくるんですよ。
私は、世間の「AIってこんなもんだよね」という認識ではなく、「AIだからこそできる」と解決策を探してAIを使っていました。特別な勉強をしたわけでもなく、分からないことがあればAIに聞く。そのように独学で使い方を覚えていきました。
私が最初にAIで作ったシステムは、記事作成のシステムでした。もちろんWebライターという自分の仕事を少しでも楽にするためです。
色々なプロダクトやアプリを作って気がついたのですが、実は記事生成AIは作るのがとても難しかったのです。システムはボタンを押して想定通りに動いたら100点満点、と明確なんですよね。でも文章には100点がない。人が読んでいてスムーズな構成や文脈を考え、わかりやすい文章で伝えるのは、意外と難しいのです。
AIは正解がないものを判断することが苦手です。そのため、納得のいく記事作成AIを生み出すことに、とても苦労しました。
AIを触りはじめた当時はChatGPTが主流でしたが、いまはほとんどClaude CodeとCodexを使っています。自分の思い通りのシステムを作るために、色々なAIを触り、試行錯誤を繰り返して、ようやく完成したときはうれしかったですね。
そして2025年の夏頃、AI自体の進化と佐藤氏のスキルが噛み合ったことで、働き方は大きく変わる。ここから、作業時間は8割減り、かつてない劇的な収入増へと繋がっていく。

※佐藤氏への取材内容をもとに編集部作成