「無能でも年収は上げられる」面接10社で内定1社、それでも大きく年収を伸ばした面接術
Xでキャリアについて発信し、約1.5万人のフォロワーを持つにゃんすけさんは、転職活動において「落ちないこと」より、「落ちたあとに何を直すか」を重視していたという。実際、不採用理由を聞き、話し方まで変え、次の面接に反映していった。
さらに、一次面接で得た情報を二次面接に持ち込み、企業側の反応が変わった経験もある。最終回では、選考を受けながら面接の完成度を上げる方法を、実際の失敗と修正から聞いた。
みんかぶプレミアム連載「年収を変える転職術」
3社、5社落ちても「市場価値がない」とは限らない
転職活動をしていると、数社落ちただけで「自分には市場価値がない」と落ち込んでしまう人もいるでしょう。でも、私はそこまで気にしなくていいと思っています。
中途採用は、自分が優秀かどうかだけで決まりません。「今この会社が欲しい経験」と自分の経歴が合っているかでも結果が変わります。さらに言えば、既存メンバーとの相性や面接官との相性など、自分の実力とは関係のない部分で先に落ちてしまうケースも少なくありません。
転職理由、これまでの経験、なぜこの会社なのか、入社したら何ができるのか。よくある質問への回答を作っていても、実際に話すと長すぎたり、相手に刺さらなかったりします。
私は最初から100点を取りにいくというより、面接を受けながら直していく感覚でした。落ちた回数だけを数えるのではなく、「何が伝わっていなかったのか」を次に持っていくほうが大切だと思っています。
面接で「本当の退職理由」は言わなくていい
面接で特に気をつけていたのが、退職理由です。転職する以上、今の会社に不満がある人は多いと思います。残業が多い、上司と合わない、仕事内容がつまらない、給料が低い。事実としてそうだったとしても、私はそれをそのまま面接で言わないほうがいいと考えています。
私自身、2社目から3社目へ移るときには、「仕事内容が自分には合わない」と感じていました。しかし面接ではその事は伝えず、「企画的な仕事のほうが自分に向いているし得意だなと感じたので、今後は企画に挑戦したい」と話しました。
嘘をつくという意味ではありません。不満の裏側にある、「次は何を実現したいのか」を言葉にしてみてください。残業が嫌なら、単に嫌だと言うのではなく、次の環境で何を大切にしたいのかまで考える。そこまで整理できると、退職理由が前向きな志望理由につながります。