ライターからイラスト・漫画、何でもこなすフリーランスへ。北村ヂン氏が語る“在宅ワークで食っていくための生存戦略”
「在宅ワークや副業で稼ぎたいけれど、自分には人に誇れるような専門スキルがない」――そう悩む人にこそ知ってほしい生き方がある。イラストレーター、漫画家、ライターとして多岐にわたる活躍を続け、フリーランス時代には年収1000万超を稼ぎ出した北村ヂン氏だ。
同氏はもともと、ライブハウスなどを運営する会社に勤務し、フリーペーパーの編集長からイベント企画、CD・DVDの制作まで一人でこなす会社員だった。そこからいかにして独立し、在宅で高収入を得られるようになったのか?
北村氏が会社員時代から独立に至る経緯、ライターからイラスト・漫画へと軸足を移して単価を上げていった独自の戦略、そして「60点のスキルを掛け合わせる」ことの強みについて語っていただいた。全3回の第1回。
みんかぶプレミアム連載「在宅副業、在宅ワークで稼ぐ術」
ライター単体は単価が安い。「イラスト×漫画」への移行でアクセスと仕事依頼が急増
今はイラストレーターや漫画家、ライターとして活動しています。フリーランスになった初期はウェブメディアや雑誌を中心に活動していました。最近は企業向けの漫画や動画・配信・アニメ・イベント制作案件などが中心になっています。
もともと僕は、ライブハウスを運営する会社で働いていました。店舗のスタッフというよりは本部の部署にいて、フリーペーパーを作ったり、CDやDVDを出したり、イベントの企画をやったりと、やりたいことがあったら一人で何でもやらなきゃならない感じのポジションにいたんです。その会社員時代に個人でテキストサイトやブログをやっていたんですが、そこ経由で原稿依頼がたくさん来るようになりまして。会社の給料分くらい入ってくるようになったので会社を辞めて独立しました。まあ、最終的には当時の社長と喧嘩して辞めたので、そこまで綿密で計画的な独立ではなかったんですけどね(笑)。
独立した当初、まずはライターとして仕事を始めたんですが、やってみてすぐに気づいたのは「ライター単体だと原稿単価が安い」ということです。当時はWebメディアが盛り上がってた時期で、ライターとして月20万円くらい稼ぐのはそれほど難しくなかったんですが、もっと収入を増やそうとしたら、メチャクチャな本数を書かなきゃならないし大変だぞ……と。そこで「記事に自分でイラストもつけたらいいんじゃないか」と思いついたんです。
実際に記事にイラストや漫画の要素を入れて発信してみると、反応も良くて、それを見たクライアントから「イラストも描けるんですよね?」という前提で仕事の依頼が届くようになり、自然とイラストや漫画の比重が高まっていったんです。
ちなみに絵自体は専門学校などで学んだわけではなく、子どもの頃から描いていた程度でした。最初はあくまで「ライター記事のオマケ」として描き始めたものが、結果的に自分のメインの武器になっていきました。