会社員でも稼げる「YouTube副業の狙い目」を公開 AI量産・切り抜きが供給過多のいま狙いたい“意外なジャンル”
「誰でも簡単に作れる動画ほど、すぐに供給過多になる」——。複数のYouTubeチャンネルを運営するDio氏は、AIの進化によって、副業YouTubeの“稼ぎやすい企画”そのものが変わりつつあると話す。
かつて大きく稼ぐ人もいた切り抜き動画や、参入しやすいショート動画は、いまも狙い目なのか。
これから会社員が副業でYouTubeを始めるなら、何を企画にすればいいのか。Dio氏が実際に見てきたジャンルや具体例から、AI時代の「真似されにくい稼ぎ方」を聞いた。全3回の第2回。
みんかぶプレミアム連載「YouTubeはまだ稼げるのか」
月数百万円を稼ぐ人もいた「切り抜き動画」が供給過多になるまで
切り抜き動画の大きな波を作った一人が、ひろゆきさんだと思います。その後、ホロライブやにじさんじなどのVTuber、ゲーム実況者や配信者へ広がっていきました。
さらに、石丸伸二氏が注目された時期には、政治系の切り抜きも伸びました。政治家の発言や国会映像などを扱うチャンネルも増え、当時は月100万円、なかには月500万円ほど稼ぐ人もいたと聞いています。
ただ、儲かると分かれば参入者は一気に増えます。一つの発言に対して、似た動画が100本、500本、場合によっては1000本単位で作られる可能性もある。同じ素材を使った似た動画が増えるなか、「再利用されたコンテンツ」と判断され、収益化の対象外になるケースもあります。
いま切り抜きを収益の本命にするなら、ガジェット通信などと契約し、許諾を得たクリエイターの素材を扱うなど、選択肢は限られてくると思います。一方、初心者が投稿作業に慣れる練習として試すのはありです。本業を続けながらでも取り組めるので、YouTubeでの投稿作業に慣れる入り口として悪くありません。
「長い動画が正解」ではない。ショート時代に重視したい“視聴時間”
切り抜き以外で、よく聞かれる稼ぎ方がショート動画です。ただ、YouTubeショートは収益化のハードルが高く、再生数を伸ばせたからといって、それだけで大きな収益につながるとは限りません。
さらに、ショートで多く再生されても、そこから長尺動画へ視聴者が移ってくれるとは限りません。だから僕は、副業で収益化を狙うなら、ショートだけではなく、長く見てもらえる動画を作ることが重要だと考えています。昔は5分ほどの「やってみた」動画が目立ちましたが、いまは旅行やトークなど、1〜2時間の動画が数百万回再生される例もあります。
もちろん、単純に動画を長くすればいいわけではありません。1時間の動画が1分しか見られないより、10分の動画を最後まで見てもらえる方がいい。重要なのは動画そのものの長さではなく、実際にどれだけの時間見てもらえるかです。副業としてYouTubeで稼ぐなら、再生数だけではなく、視聴者にどれだけ長く見てもらえるかまで意識する必要があります。
【会社員におすすめ①】AIでは作れない「現地取材系」
では、具体的にどんなジャンルが狙い目なのか。いま僕が注目しているのは、「たいまつのどこでも探検隊」さんのように、廃墟やゴーストタウン、バブル遺産を訪ねる実写系の動画です。
昔は観光客でにぎわい、キラキラしていた街や施設が、いまはどうなっているのか。人は「昔はイケていたのに、現在は終わってしまった場所」に興味を持ちます。お台場やフジテレビ周辺を歩き、以前のにぎわいとの落差を見せるのも一つの企画になります。
現地へ行くのは面倒です。でも、面倒だからこそ全員はやりません。編集をAIに任せることはできても、現地の素材は自分で撮りに行かなければいけない。そこに参入障壁が生まれます。