最初の3カ月で約1000万円を失い、今は1日370万円を稼ぐことも。デイトレーダー・みや氏が負けが込んだときにやる“荒治療”

本稿で紹介している個別銘柄:ソフトバンクグループ(9984)太陽誘電(6976)、ユニチカ(3103)、ティアフォー(593A)モルフォ(3653)
個別株のデイトレで1日370万円、夜間のCFDで1日1300万円の利益を記録してきた注目のトレーダー、みや氏。空売りと買いで保有時間を変えるルール、ソフトバンクグループ(9984)や太陽誘電(6976)に見られる値動きの癖、損切りが遅れた失敗の原因などを聞いた。全3回の第2回
みんかぶプレミアム連載「デイトレード 最短で億り人を目指す!」
売り7・買い3。買いだけ「5〜10分」握る“半値押し”の使い方
「たぶん売りの方が得意です。日によるんですけど、だいたい売り7、買い3くらいですね。売りは決済してまた入って、を繰り返します。買いはそんなに得意じゃないので、5分とか10分とか長めに持つようにしています」
買いだけ時間軸を延ばすのには、明確な理由がある。
「その銘柄が強い時は、売りが入ってきても、そこが押し目になってまた上がっていくことが結構あります。ただ買いで細かく売買してしまうと、ここまで上がったらそろそろ売りが降ってくるだろう、と先回りして考えてしまうんです。それで次の上昇を取り逃すことがあります」
株価が上がっている最中でも、途中で一時的な下げが入ることがある。利益を確定したい買い手の売りと、高値を狙って新規に売る空売りが重なるためだ。この下げが「押し目」で、売りが出尽くせば再び上がり始める。
では、押し目かただ強さが弱まったのかはどう判断するのか。みや氏の線引きが、上げ幅の半分まで戻る「半値」だ。半値まで下げても売りがそれほど強くなければ持ち続け、半値を割って売りが加速すれば決済する。
急騰した瞬間、乗るか逃げるか。ソフトバンクGと太陽誘電で見つけた動きの癖
同じ銘柄を触り続けると、値動きに再現性のあるパターンが見えてくる。その代表がソフトバンクグループだ。
「ソフトバンクグループは大型株なので、たぶん大口かなという強い買いが一気に入ることがあります。そういうときは一回下がるんですけど、また買い上がることが多いんです。だから1分足で大きく上がったときは、空売りを持っていたら損切りします。買いでまだ入っていなければ、下がったところで買ったり買い増したりしていますね」
機関投資家が大型株を買うとき、一度に全量を出せば自らの買いで値段を吊り上げてしまうため、注文を分割するのが一般的とされる。初動の急騰後に押しが入っても、残りの買いが控えていれば株価は再び上を目指す。
「太陽誘電は、半導体だったりAI関連が下がっている日に強いことがあります。たぶん空売りを焼いていく形で上昇していくことが多いですね」
このように読みに自信がある銘柄や場面では、ロットを段階的に積み増す。
「いつもは1000株くらいが多いですね。だんだん買い増したいときは、500株、200株、200株くらいに分けて入れています」