デイトレだけじゃない。1日で1300万円を稼ぎ、1300万円を失った注目トレーダー・みや氏がたどり着いた「稼ぎ方の全体図」

CFDで1日1300万円、デイトレで1日370万円の利益を記録してきた注目のトレーダー、みや氏。その戦い方は、いま静かに変わりつつある。収益の柱をどう組み替え、何を学び続けているのか、投資の全体像を聞いた。全3回の第3回
みんかぶプレミアム連載「デイトレード 最短で億り人を目指す!」
最高益も最大損失も1300万円。注目トレーダーが今、CFDに代わり学んでいるもの
みや氏の1日あたりの最高益は、CFD(差金決済取引)で記録した1300万円だ。CFDは株価指数や商品をレバレッジをかけて売買できる取引で、日本市場が閉じている夜間も値段が動く。日中の個別株とは別の収益源として、みや氏の成績を支えてきた。
ただし、レバレッジは両刃の剣でもある。CFDは1日でマイナス1300万円を出したこともあり、年間トータルで損失にならないようロット数を調整しながら向き合ってきた。
「CFDは今もやっていますけど、最近はそんなに触っていないですね」
代わりに増えているのが、信用取引で数日持ち越すスイングだ。日中の売買は、時間を細かく刻むことでリスクを小さくする戦い方だ。想定と違えば、その場で降りればいい。一方の持ち越しは、数日かけて値幅を取りにいく代わりに、市場が閉じている間の変動をまるごと引き受ける。前日終値から大きく離れて始まる「窓開け」が典型だ。
持ち越しには、日中の売買にはない備えが要る。そこで登場するのがオプションだ。
損する額を先に決める。日経225オプションを“保険”として買う
日経225オプションを選んだ理由は、損する金額を先に確定できることにある。オプション取引とは、決められた期日に、決められた価格で株価指数などを「買う権利(コール)」や「売る権利(プット)」を売買する取引だ。権利の買い手は、オプション料を支払うだけでいい。
「株とか先物はレバレッジをかけられますけど、損失額を自分で決められないんです。どれだけでも損してしまう可能性がある。オプションは、かけた金額がゼロになることはあっても、それ以上に払うことはない。逆に利益が出るときは30%とか50%とか大きく出ます。マイナスになる金額を先に決められるのがいいなと思って始めました」
信用取引や先物では、損失が膨らめば追加の保証金(追証)を求められる。オプションの買い手なら、最大損失は最初に払ったオプション料で確定する。損失は限定され、利益は大きく伸びる可能性を残す。
仕組みが複雑な商品に、どう手をつけたのか。
「本当にわからなかったので、投資家のオフ会で出会った、オプションがすごくうまい方に直接聞きました。これってどういうことですか、と分からないことを全部聞いて、じゃあとりあえずやってみようという感じで始めました」
わからない商品を避けるのではなく、わかる人に聞いて小さく試す。手法を固定せずに増やし続ける姿勢が、収益源の組み替えを可能にしている。