たったの4年前に信越化学を20万円買っていたら、今いくら儲けているか…人気投資家の注目高配当銘柄15&株選定ルール10

本稿で紹介している銘柄:信越化学工業(4063)、三菱商事(8058)、三井物産(8031)、伊藤忠商事(8001)、丸紅(8002)、三井住友FG(8316)、三菱UFJFG(8306)、東京海上H(8766)、オリックス(8591)、三菱HCキャピタル(8593)、NTT(9432)、KDDI(9433)、信越化学工業(4063)、日産化学(4021)、INPEX(1605)、積水ハウス(1928)
コツコツ投資でFIREを達成したおけいどん(桶井道)さん。プレミアム特集「最強日本株80全予測」、第1回では、世の投資家のために、彼が実践してきた高配当株投資の、“成功の秘訣”、4つのメリットと10のチェックポイントを伝授してもらった。これさえ読めば、あなたもきっと、高配当銘柄に巡り合い、大きなリターンを得ることができるはずだ。
目次
高配当株投資を続ける4つのメリット
私は高配当でかつ、増配している銘柄を中心に投資を続けています。なぜ、こうした銘柄に注力するのかというと、第一に、増配するということは、基本的に増収増益(売上高が成長して営業利益も成長していること)である可能性が高いからです。増収増益していると株価も上昇していきます。つまり、増配と株価の上昇で「二度美味しい」思いを味わうことができるのです。
2番目の理由としては、高配当株から配当金を得ることができれば、それを生活費に充てることもできます。つまり、老後の出口戦略になるのです。高配当株10~20銘柄に分散投資して配当金+公的年金の範囲内で生活すれば、生活費を賄ってくれる「永久機関」となって、お金の心配がなくなります。しかも、来年からスタートする新NISAとの相性も抜群です。
さらに金融ショックや軟調相場では、高配当株の魅力はさらに増していきます。いくら株価が無残に下落しているとしても、高配当株から得られる配当金が心の支えになるからです。一方、もし無配の成長株だけを保有していると、こうした下落相場では、メンタルが非常に厳しくなります。多くの投資家は、こうしたときに、市場からの退場を余儀なくされてしまうのではないでしょうか。