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「ニッポンに核ミサイルを落とす…」なぜプーチンは「ウクライナの次は日本」なのか

ロシアは本気だ!停戦か核攻撃か

 10月15日、アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)に参加していたプーチン大統領は、記者会見で「ウクライナを破滅させる意図はない」「ウクライナに対して新たな “大規模攻撃” をする必要はない」「部分的動員は2週間後に終了する。その後、追加的な動員をする計画はない」などと発言した。ロシアによるウクライナ侵攻は、開始から8カ月弱が経って、ついに幕引きの段階に入ったようである。

 一方でベラルーシ国防省は15日、9000人規模のロシア軍がベラルーシ領内に入り、これからベラルーシ軍と合同部隊を編成すると発表。ふたたびウクライナ・ベラルーシ国境から軍事侵攻する可能性を匂わせている。まだまだ展開は不透明ということになるが、筆者の見立てでは、おそらくプーチンは、ウクライナとの間に新たな戦端を開くつもりはないだろう。補給を考えず、やみくもに進軍してキーウ包囲に失敗したロシア軍が、再び同じような戦線を開いても十分な補給ができるとは思えないし、ロシアに協力してウクライナに侵攻してもベラルーシ側にメリットがあるとも思えないからだ。

 ロシア軍とベラルーシ軍との合同部隊の目的は、おそらくウクライナに圧力をかけて東南部戦線へ兵力を集中できないようにすること。こうして少しでもロシアに有利な戦況をつくり、和平交渉に持ち込む計算なのだろう。そして和平交渉がうまくいかずロシアが核使用に至った場合は、ロシアとベラルーシが共同してNATO軍の侵入を阻止するつもりなのだ。

ゼレンスキー北方領土発言…なぜ次はニッポンなのか

 10月7日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ニッポンの北方領土について「日本の主権と領土保全を尊重する」と述べ、「ウクライナ大統領府は北方領土について日本の立場を支持する」と書かれた大統領令を公表した。ウクライナ最高会議(国会にあたる)も、同内容の決議を採択しており、ウクライナは国を挙げてニッポンに秋波を送っているように感じられる。

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