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悪夢の民主党政権、最大の悪夢「消費増税首謀者・野田佳彦」…国民を舐め切った「増税民主党」の茶番劇に絶望!繰り返される醜悪・三党合意

  立憲民主党の代表選挙で野田佳彦・元首相が新代表の選ばれた。野田氏は新代表挨拶で「力を合わせて打倒自民に向かっていきたい。挙党態勢で政権を取りにいこう」と述べた。そんな野田氏といえば、民主党政権最後の代表、つまり自民党に政権を明け渡した張本人だ。その後野党となった民主党のメンバーは離合集散を繰り返し、その間に故・安倍晋三元首相らは「自民1強」時代を築いた。もう一つ野田元首相の印象として強く残っているのは消費増税だ。野田政権は税率を5%から8%、10%へ2段階で引き上げることを最初に決めた政権だ。

 国際政治アナリストの渡瀬裕哉氏が野田氏を斬るーー。

目次

「悪夢の民主党政権」、最大の悪夢とは

 日本の与野党のトップに「増税派」が堂々と就任する見通しとなり、再び消費税を値上げした悪夢の三党合意が行われる可能性が高まっている。三党合意とは2012年野田内閣時代に、民主党、自由民主党、公明党の合意として「消費税を5%から10%まで引き上げた」悪夢の政治決定のことだ。

 三党合意後の衆議院解散総選挙で安倍晋三元総理は政権を奪取、その後に経済成長重視を口では語りながら同合意を反故にすることはなかった。そして、彼は二度の消費税引き上げを断行し、日本経済に深刻な打撃を与えた。一方、野党になった民主党は政党としてバラバラになりながらも、消費税10%引き上げをアシストし続ける行動を行った。まさに、国民生活・経済成長を無視した与野党の「増税民主党」による共犯で未曽有の大増税が実行されたのだった。

三党合意ほど醜悪な政治の手法は存在しない

 およそ民主主義国の政治の在り方として、三党合意ほど醜悪な政治の手法は存在しない。つまり、政治家が増税に対する批判を恐れて、与党・野党第一党らが共謀して、有権者から選挙の選択肢を奪う行為、が同合意の本質だからだ。本来、増税なら増税、減税なら減税、を訴えて、有権者の審判を仰ぐことが当然だ。しかし、彼らはそうしなかった。歳出会改革徹底及び経済成長による税収増路線を否定し、安易な増税に奔る愚策を実行するために、「税金」という民主主義の根幹の選択肢を破壊したのだ。政治家達の罪は極めて重い。

 そして、今再び「令和の三党合意」による大増税を引き起こしかねないメンバーが与野党のトップとして出揃う見通しとなっている。

実績ベースで「全て嘘」だと言っても過言ではあるまい

 2024年9月23日に野党第一党・立憲民主党代表として、野田佳彦元首相が選出された。野田氏は上述の通り「三党合意」を実行した張本人の大増税派である。しかも、彼は国民との約束を裏切った大罪人だ。このような人物を代表に選ぶ立憲民主党のセンスを疑わざるを得ない。

 2009年当時、野田氏の増税に反対したシロアリ演説の動画は約50万回再生している。その内容は下記の通りだ。(https://www.youtube.com/watch?v=y-oG4PEPeGo

「消費税1%分は、2兆5000億円です。12兆6000億円ということは、消費税5%ということです。消費税5%分のみなさんの税金に、天下り法人がぶら下がってる。シロアリがたかってるんです。それなのに、シロアリ退治しないで、今度は消費税引き上げるんですか?消費税の税収が20兆円になるなら、またシロアリがたかるかもしれません。鳩山さんが4年間消費税を引き上げないといったのは、そこなんです。シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしいんです。徹底して税金の無駄遣いをなくしていく」

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この記事の著者
渡瀬 裕哉

1981年生まれ。早稲田大学大学院公共経営研究科修了。 早稲田大学公共政策研究所招聘研究員、事業創造大学院大学国際公共政策研究所上席研究員。機関投資家・ヘッジファンド等のプロフェッショナルな投資家向けの米国政治の講師として活躍。2016年トランプ大統領当選、2020年民主党による大統領・連邦上下両院勝利を正確に予測し、米国政治に関する分析力に定評がある。『メディアが絶対に知らない2020年の米国と日本』(PHP新書)、『2020年大統領選挙後の世界と日本 』(すばる舎)、『なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか』(すばる舎)

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