会社員でも朝30分で勝負。-300万円から資産数千万円を築いた兼業デイトレーダーの「朝の銘柄選び」

本稿で紹介している個別銘柄:フジクラ(5803)キオクシア(285A)
300万円をほぼ失う経験を経て、今では資産を数千万円まで積み上げてきたのきした氏。その武器になっているのが、前夜からの銘柄選定と、板読みに特化したツールの使い分けだ。わずかな時間で判断を下すために、何を見て、どう動いているのか。全3回の第2回。
みんかぶプレミアム連載「デイトレード 最短で億り人を目指す!」
仕事前に、欠かさず行う「朝の必勝ルーティン」
のきした氏の1日は、前日の夜の振り返りから始まる。
「まず前日の値動きをチェックします。上昇していて、かつ出来高が増えている銘柄をピックアップするんです。出来高を維持している銘柄も含めて、だいたい10〜15銘柄ぐらいに絞り込みます」
絞り込んだ銘柄は証券コードを登録し、値上がりの要因になったニュースを確認する。そのうえで欠かさず見るのが、夜間取引であるPTS(私設取引システム)のランキングだ。
「PTSのランキングで上げているもの、いわゆる材料が出ているものを見ます。これは必ず翌日のモメンタムが上昇する傾向にあるので。急騰しているものもそうですし、私は空売りもするので急落しているものも見ます。中には急落していても、いざ寄り付いたら実は上昇するというものもあるので、そういうものをピックアップしています」
ただし、PTSでの売買そのものは行わず、あくまで情報収集の場と割り切っているそう。PTSは触らないという人も、日中の勝率を上げる情報源として活用できるのだ。
もう一つ、この銘柄選定の段階で必ず確認しているのが、信用取引の買残・売残の数値だという。買い残が積み上がりすぎている銘柄は、その後の上値が重くなりやすい。そうした銘柄は避けるか、あるいは逆に売り目線で注目するなど、需給の偏りを一つの判断材料として活用している。
チャートだけでは見えない「市場の動き」を読む方法
朝の取引が始まると、頼りにするのがSBI証券の「BRiSK」という板情報ツールだ。
「値動きや板が非常に見やすいんです。上に行ったり下に行ったりする時に、上に入ってくる玉が多いのか、下に入ってくる玉が多いのかが分かります。値段が動くたびに赤に光ったり青に光ったりするんですよ。赤が多ければ買いが強いということなので、買いで入ろうかなとなりますし、逆であれば売りのタイミングかなという感じで判断しています」