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知らない人だけが「大損」する確定申告…意外すぎる”裏節税テク”&「医療費控除」「住宅ローン」「ふるさと納税」の落とし穴

樋口正

 確定申告の季節がやってきた。「今回が初めての確定申告で不安」という方も多いだろう。会社員の方の場合、本業の給与所得以外の収入が20万円を超えそうであれば、確定申告をする必要がある。

 本稿では、細かく説明するとキリがないため、確定申告の基礎の基礎と、損をしないための節税テクニックについてお伝えする。「何から始めたら良いかすらわからない」という方は、本稿を読むことで具体的に何をすれば良いかわかり、細かいことは随時調べながら確定申告ができるようになるはずだ。

 確定申告は、「知らない人が、数十万円〜数百万円単位で大損をするゲーム」である。結論から言えば、経費と控除を最大限にまで活用すれば、損することなく所得と税額を確定できる。

確定申告の概要・必要な準備・申告時期・申告方法

 確定申告は、その年度の所得金額を確定して、申告するから、「確定申告」という。確定申告が終われば、決定された所得額から自動的に税額も決まる。所得税、住民税、社会保険料(健康保険料、年金保険料、介護保険料など)などが決まる、ということだ。

 ただし、「雑所得」「事業所得」「不動産所得」に該当する所得であれば、経費を差し引いても、それらの所得が20万円を超える場合のみ、確定申告が必要になる。「経費にできる支出がどういうものかわからない」という方も多いと思うので、経費にできる支出の考え方についても後述する。

 確定申告の流れはこうだ。確定申告のための書類を作成して、それを提出し、確定申告書を提出するタイミングで所得税を納税する。

 確定申告書類の作成は、素人には難解すぎるため、確定申告ソフトの利用をおすすめしたい。年間確定申告ソフトを使えば、多少難しくとも、ソフトのマニュアルなどに従って入力していくことで、なんとか申告書類を作成できるはずだ。

 初めての確定申告の方は、確定申告書を提出するタイミングで、所得税を納税しなければならないことを気に留めておきたい。ただし会社員の方で副業収入が少ない場合には、所得税はほとんど源泉徴収(所得税を会社があらかじめ納めてくれている分)にて納められているために、納税しなければならなくてもその金額は少なくて済むことが多いので安心してほしい。

 2022年2月16日から3月15日までが正式な期限だが、電子申告(e-Tax)を利用すれば、1月上旬から3月15日まで、自宅にいながらにして24時間申告可能だ。

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