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大阪・西成で100万超の民泊が登場…西成のドンがつくった中国人ガールズバー街の活況と「採算度外視の最悪民泊を始める富裕層の謎」

 取材で西成に滞在するため、民泊予約サイトで近場のエリアに手頃な部屋はないか探していると、目を疑うような料金を打ち出している民泊があった。

 その額はなんと、時期によって2泊で100万円を超す。それも一件だけでなく、探せば同じ価格帯の民泊がポツポツと出てくる。

 その中の一つの詳細をタップしてみると、どこにでもあるようなマンションの一室を借り上げた民泊で、内装もいたって普通。泊まれる人数もせいぜい5~6人である。いくら円安が進む日本とはいえ、こんな部屋に泊まる外国人はいないだろう。

 気になって取材を進めてみると、そこには近年西成に多く進出している中国人たちの存在が浮かび上がってきた。みんかぶプレミアム特集「タワマン・戸建て 購入術」第5回。

目次

西成中華街構想、どうなった?

 日本最大のドヤ街と呼ばれる西成区あいりん地区で、2019年頃からたびたび取り沙汰されている話題に「西成中華街構想」がある。その予定地は「動物園前一番街」と呼ばれる約600メートルの商店街一帯だ。商店街の入り口は動物園前駅の目の前にあり、商店街を進んで行くと西側には飛田新地の灯りが見えてくる。そこに、大阪・関西万博が開かれる2025年までに、中国料理店や伝統の雑技を披露する施設などを約100軒開業することを目標にしているという。

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この記事の著者
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1992年生まれ。筑波大学芸術専門学群在学中よりライター活動を始める。東南アジアでの「沈没生活」などを経て、7年間かけて大学を卒業し、フリーライターに。日本有数の日雇い労働者街での人々との交流を描いた著書『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』(彩図社)は社会派のルポルタージュとしては異例の累計7万部のヒットとなる。

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