「ゆる転職」で年収270万円→1700万円──6度の転職で見えた“年収を上げる人・下げる人”の決定的な違い
順調に見える「外資系うさぎのちょこさん」氏のキャリアにも、実は「これは失敗だったな」と振り返る転職がある。
本稿では、その失敗から得た教訓と、転職を「ギャンブル」にしないための思考法、そしてAI時代を生き抜くためのキャリア論までをお届けする。全3回の第3回。
6度の転職で「失敗だった」と振り返る転職
これまで成功体験のようなお話ばかりしてしまいましたが、もちろん、すべての転職が思い通りだったわけではありません。詳細は伏せますが、自分の中で「これは失敗だったな」と振り返る転職もあります。
実際、入社前にイメージしていた仕事内容や働き方と、入社後に感じたものには少しギャップがありました。今振り返ると、待遇や仕事内容といった表面的な条件だけではなく、「その会社がどのような考え方で事業を進めているのか」「自分はその環境や価値観の中で気持ちよく働けそうか」といった部分まで、もっと具体的に確認しておくべきでした。
転職活動をしていると、どうしても年収やポジション、会社の将来性といった分かりやすい条件に目が向きがちです。ただ、実際に入社して長く働けるかどうかは、それだけでは決まりません。自分がどんな環境で力を発揮しやすいのか、どんな価値観の組織なら納得して働けるのかまで含めて考える必要がある。そこを十分に見極めきれなかったことが、自分にとっては大きな反省点でした。
一方で、その経験があったからこそ、転職先を見るときの視点は大きく変わりました。結果として思い描いていた転職ではなかったとしても、自分に合う環境を知るきっかけになり、その後のキャリアを考えるうえでは決して無駄な経験ではなかったと思っています。