高額マンションを買いたい夫、反対する妻──フジテレビアナ・西岡孝洋氏が教える「揉めない住み替え」の方法
マンションの購入を考え始めると、「今は高い」「金利が上がる」「数年待てば安くなる」といった情報が目に入る。大きな買い物だからこそ、十分に勉強し、相場が下がるまで待ってから買いたいと考えるのは自然なことだろう。
しかし、自宅の購入と住み替えを繰り返してきた西岡孝洋氏は、買うと決めた後は1週間ほどで契約することもあるという。最高の一戸を探し続けるよりも、「もし、一生住むことになっても幸せか」を重視するからである。
第2回では、購入を先送りすることで失う時間、自宅で利益を狙うことの落とし穴、子育てと資産価値の関係、さらに高額なローンをパートナーへどう説明するかまで、購入を決断する前に整理しておくべきことを聞いた。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「マンション・住まいで稼ぐーーシン富裕層への黄金ルート」の一部です。
初心者は不動産知識をどう身につけるのが良いか
「十分な知識を身につけてから最高の1戸を買う」というのは理想的に思えますが、現実は調べれば調べるほど不安や欠点が目につき、「買わない理由」ばかりが増えて決められなくなります。人生で数回しかない大きな買い物だからこそ、失敗を恐れて知識だけで経験のすべてを先回りしようとしがちです。
しかし、どれだけ調べても将来の相場を100%予測することはできません。私自身、最初の大崎では住宅ローンの知識は全くなかったし、2戸目の高輪でも資産価値をほぼ考えていませんでした。むしろ、実際に買い、住み、売却した経験があったからこそ分かったことばかりです。
だからこそ私は、買うと決めたら1週間ほどで素早く動くことがあります。これは勉強を捨てるわけではなく、実際の物件を見ながら疑問を潰し、「走りながら判断材料を集める」というスタンスです。大切なのは一発で100点満点の物件を当てることではなく、住み続けられて大失敗しない家を選ぶこと。だからこそ、タイミングを逃さず決断することが何より重要です。
もし、一生住むことになっても幸せか
そのうえで、住み替え前提の購入であっても、市況の悪化や需給の変化で「希望通りに売れず住み続けるリスク」は常に存在します。だからこそ大事なのは、「一生住む前提で探す」ことではなく、「もし、一生住むことになっても幸せか」という視点です。似ているようですが、選ぶ際の基準は大きく異なります。
たとえば、資産利益を第一目的にしてしまうと、日々の住み心地や生活の質が犠牲になりがちです。「20年後に価値が2倍になるかもしれないが、毎日の通勤時間が30分増える物件」を選んだとします。もし20年間ストレスを抱えて暮らすとしたら、それは自宅選びとして本当に成功と言えるでしょうか。
だからこそ、私の優先順位は、第一に「自分や家族が幸せに暮らせること」、第二に「資産価値」です。ベースはどこまでも実需であり、値上がりは「後からついてきたらラッキー」というボーナスにすぎません。利益だけに目を奪われず生活の質を土台に置くことこそが、相場がどう転んでも後悔を最小限に抑える確実な方法です。