目先が不景気でも米国株が上昇する4つの理由
この記事では、過去30年間の日本とアメリカの株価動向について比較しています。アメリカの株価は、一時的に下落することはあっても、大幅に上昇しています。それに対して、日本は長期間にわたって下落し、結局上昇していません。
米国株が上昇してきた理由について、4つに分けて解説していきます。
目次
不景気になっても結局は上がる米国株と、弱い日本株
過去30年間の日本とアメリカの株価を比較すると、値動きが大きく異なることが分かります。アメリカでは一時的に下落することはあっても大きく上昇しています。その一方、日本は上がることもあるけれど下落の期間も長くて、結局上昇していません。どちらの株を買いたいでしょうか。米国株は下落してもそれ以上に上昇してきましたから、買って持つだけで大幅な含み益になっています。あえて日本株を買いたいという人も中にはいるでしょうが、米国株のほうが断然魅力的です。
このように米国株が上昇してきた理由、そしてこれからも上昇を期待できる理由はいくつもあります。
S&P 500 の過去20年超の推移
日経平均株価 の過去40年超の推移
理由1:経済の成長力
ある国の経済が成長すれば、その国の株価は上昇します。逆に、成長が鈍ければ株価もそこそこになります。そこで、アメリカと日本の実質GDPの推移を比較しますと、その差ははっきりしています。実質GDPの大きさという点でも、成長の速さという点でも、アメリカのほうが優秀です。
理由2:人口増加
経済活動をするのは人ですから、経済成長や株価上昇には人口も適度に増える必要があります。将来の人口予想を見ますと、日本とアメリカではグラフの形が大きく異なります。人口は減るけれど経済は絶好調で株価もうなぎ上りというのは、期待できません。アメリカは人口が増え続けますから、この点でも有利です。
理由3:世界の頭脳が集結
アメリカは経済だけでなく科学技術や軍事などでも世界の先頭を走っています。そして、この地位をずっと確保するために、優秀な人材が集まりやすい環境を作っています。こうして優秀な研究者等がアメリカに集まり、その人たちと研究するためにさらに多くの人々が集まって、新しい技術が次々に生み出されています。
こうして開発された新技術は、アメリカだけでなく世界中に広まっていきます。これも、米国株が上昇し続けた理由の一つです。
理由4:米ドルは基軸通貨
アメリカは米ドルを使っていて、これは他国にない大きなメリットです。例えば、日本では毎日のように外国為替ニュースが報道されます。円安になるか、それとも円高になるか。これは企業の損益や私たちの生活に大きく影響します。しかし、アメリカにとって1ドルは1ドルであり、為替レートを気にする必要はありません。また、世界中で使えますので、わざわざ両替する必要さえありません。さらに、英語は世界中で通用します。アメリカ人は日本でビジネスをするために日本語を勉強する必要はなく、日本側が英語を勉強します。経済活動に集中できるアメリカと、通貨や言語というハードルがある国を比較すると、アメリカのほうが断然有利です。
手数料の安さと直感的な操作、そして情報力
米国株は魅力的ですが、日本株に比べると情報収集が難しいなどハードルがあります。そこで、日本語情報が豊富な証券会社が必要です。また、ツールは直感的に使えるほうが良いですし、もちろん手数料の安さも大切です。ここで、手数料の比較をしてみましょう。
米国株取引ができる主な証券会社の手数料を比較すると、手数料率0.495%の会社が多い中、岩井コスモ証券の「コスモ・ネットレ」は0.44%と、頭ひとつ抜けています。「コスモ・ネットレ」は日本株と米国株を同一画面で管理できるのが特徴で、日本株と米国株で画面を切り替える手間はなく、直感的な操作が可能です。 さらに「コスモ・ネットレ」では、「米国株式取引手数料全額キャッシュバックキャンペーン(2023年3月31日まで)」を実施しており、株取引では売買手数料が気になるので、全額キャッシュバックはうれしい特典です。