スイミング即やめ、サッカーで違和感…阪大出身人気YouTuber・はなおの葛藤と「AIを相棒にする」一生モノの独学力

滋賀県内屈指の進学校・膳所高校から大阪大学へ進学し、現在は人気YouTuberとして活躍しているはなお氏。高学歴という側面だけでは語りきれない、このもうひとつの才能はどこで育まれたのか。集団の中でなかなか力を発揮できなかったという、一見マイナスにも見える少年時代の特性まで、その芽を辿っていく。全4回の最終回。
みんかぶマガジン連載「天才たちの育ち方」
学歴では測れない「才能」。YouTuberという生き方の原点
今や、小学生の「将来なりたい職業」ランキングで、YouTuberは常連と言っていい存在になった。ある調査では、男子の「なりたい職業」で2位に入るまでになっている。ゲーム実況や動画投稿を、会社員や公務員と並ぶ立派な選択肢として意識する子どもは、もはや珍しくない。
しかし、はなお氏が阪大を卒業し、内定を蹴ってこの道に飛び込んだのは、まだそうした空気が今ほど一般的ではなかった時代だ。
それでもYouTuberとして生きる道を選んだはなお氏が、大学時代から育ててきたチャンネル「はなおでんがん」は、最終的に登録者156万人を超えるまでに成長した。今でこそ当たり前になったこの生き方の、まさに先駆者と言えるだろう。
「YouTubeってカメラの前で一人でしゃべる作業なので、自分の言いたいことを一方的に言えるっていうところが、僕がYouTubeに向いてると思うところなんです」
なぜカメラの前で一人語るYouTubeという場所で、才能を爆発させることができたのか。その原点には、少年時代から抱え続けていた「ある葛藤」があった。