佐賀の地、ふたたび。羽生結弦と私たち、その新しき絆の地…『REALIVE』アンコール公演決定に寄せて(3)
忘れがたい記憶
羽生結弦も私たちも『REALIVE』の旗の下、佐賀にふたたび維新を起こす。
SAGAアリーナ、11月28日、29日の『Yuzuru Hanyu“REALIVE”an ICE STORY project』アンコール公演。
故郷に帰る。還る。その身で、心で。
あの日――2年以上前の、それでも忘れがたい記憶。
能登の震災、羽生結弦に対する心ないメディアの雑音――そうした時が、確かにあった。
それでも、私たちはそれでも佐賀に集った。その身で、心で。
私は当時、「RE_PRAY」佐賀公演、あえてこう書いた。
〈佐賀平野の空に、たくさんの「大丈夫だよ」があった〉と。
佐賀公演のあたたかさ。結集の、勝利
そしてこうも綴った。あの佐賀平野の大地で、広い空を仰ぎながら。
〈とくにSAGAアリーナ、これでもかと増設された席には感動するしかなかった。一人でも多く「祈り」=「PRAY」に集えるように、一人でも多くとフィギュアスケートを通して会えるように、羽生結弦は「いや、これ普通無理でしょう」という特別な箇所にまで席を増やした。それがまた、他の席と違えどなかなかの見映え、そうした席の人々もとても嬉しそう、どんな席でもいい、ひとつでも席が増えれば、羽生結弦のもとへ。
私たちは間違っていない 。結集の、勝利。
羽生結弦はどの会場にあっても必ず満席にする。満席にしてしまう。当たり前の話だが、その当たり前がどれほど難しいか。席が埋まるということは演者の信用でもある。信頼、でもいいだろう。埋まらないからそれがない、とまでは言わないが、埋まるということはそういうこと。チケット争奪戦とは奪い合いでなく、そうした信頼の証なのだ。それがわかっているから、羽生結弦は席を増やす、無理でも、一席でも、と。
私たちは間違っていない、羽生結弦への「大丈夫だよ」は、私たちの「大丈夫だ」になった。世界中の「大丈夫」。それが佐賀公演のあたたかさ。結集の、勝利。
この佐賀公演の経済波及効果は約4億8210万円(佐賀県、2024年2月16日発表)、まさしく羽生結弦と、そして私たちの勝利、だった。〉
と。
少し長く引いたが、これは確かな事実だ。