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外銀、日銀、官僚の華麗な教え子人脈…元ゼミ生がぶっちゃける植田和男「NY、ロンドンへ自費でついていく」

 サプライズ人事で、一躍 “時の人” となった植田和男・次期日銀総裁。優秀な経済学者という評価が流布される一方、酒豪で夜の街にも頻繁に出かけていたという側面も伝えられている。みんかぶプレミアム特集「植田和男研究」第2回では、東大の人気教授だった頃の植田氏を知る元教え子に、等身大の植田和男像を聞いた。

目次

東大の中でも超エリート集団「植田ゼミ」

 今年4月で任期が切れる日銀の黒田東彦総裁の後任候補として、元日銀審議委員で経済学者の植田和男氏が選ばれ、2月24日には、衆院議院運営委員会で、植田氏に対する所信聴取と質疑が行われた。

 この日、植田氏は「政府と密接に連携しながら、経済・物価情勢に応じて適切な政策を行い、経済界の取り組みや政府の諸施策とも相まって構造的に賃金が上がる、そういう状況をつくり上げるとともに、一時的でなく、持続的・安定的な形で物価の安定を実現したい」と述べている。

 10年間にわたり「異次元緩和」を主導してきた黒田総裁の退任後、植田新体制では具体的にどのような金融政策が行われるのか注目が集まっている。今回の所信聴取と質疑では、その具体的な政策までは明らかにされなかったが、植田氏のバックグラウンドを紐解けば、そのヒントは現れるかもしれない。

 今回、注目したのは、植田氏が戦後初となる学者出身の総裁という点だ。そこでみんかぶマガジンでは、植田氏が東京大学経済学部教授を務めていた時代のゼミ生との接触に成功。2000年代前半に東京大学文科Ⅱ類から経済学部に進学し、植田氏と日夜議論を重ねていた30代男性高木さん(仮名)に「植田和男」という人物の素顔について話を聞いた。

吉川洋、伊藤元重…豪華すぎる東大経済学部教授陣の一人

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この記事の著者
井之頭こうしん

1995年富山県生まれ。対象を問わず何でも執筆するフリーライター。主に「人間」が垣間見えるインタビュー企画を担当。(X:@k__gx88)

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