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地獄…2024年、日本は現金を持っているだけで貧乏になる「そんな時代に現金はいくら持っておくべきなのか」

 2024年、日本でも現金の価値が下がる「インフレ時代」についに突入した。

 資産運用の観点では、現金の価値が下がるインフレ時代に現金は持つべきではない。しかしイザという時のために、現金は必要不可欠だ。現金や貯金は資産運用とは別に、どの程度残しておけばいいのだろうか。みんかぶプレミアム特集「お金の不安がふっ飛ぶ『資産形成』の極意」第7回。

目次

とうとう日本にも、現金の価値が下がるインフレが到来

 日本では長くデフレが続きました。失われた30年はデフレ時代といっても過言ではありません。デフレは物価が下がり現金の価値が上がる現象です。デフレなら、現金を持っているだけで実質的に資産が増えるため、現金で資産形成ができました。よって、デフレ時代に資産運用の必要はない、と結論付けることも可能です。

 一方、インフレは物価が上がり現金の価値が下がる現象です。コロナ禍明け後の海外発のインフレは日本にも伝播しており、日本でも物価高そして現金の価値が下がる時代に突入したといえるでしょう。そしてインフレ時代は、現金の価値が下がることから、資産形成には資産運用が必要不可欠です。

インフレで現金の価値は目減りするが、一定の現金は手元に確保する必要がある

 資産運用の観点でいえば、インフレ時代に入ると現金は価値が下落するため、基本的に現金を持つべきではありません。よって、資金は100%資産運用に回すべき、という結論になります。

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この記事の著者
石井僚一

金融・投資ライター 大手証券グループ投資会社への勤務を経て、個人投資家・ライターに。株式や為替の関連記事、IPO関連記事、資産運用記事などを執筆中。ブックライティングやインタビューも手掛けている。 Twitter:@writerIshii

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