見るのは1分足とティックのみ。累計1.9億円のはんさん氏がたどり着いた「1〜2秒で切る」技術

証拠金25万円を元手に、FXでの累計利益1.9億円を積み上げたFXトレーダー・はんさん氏。月間収支は4年間でほぼ負けなしだ。それだけの回転数をこなしながら、判断に使う材料は1分足とティックの2つしかない。最終回では画面の中身と損切りの基準、そしてこれから始める人への助言を聞いた。全4回の第4回
みんかぶプレミアム連載「FXで最短で億り人へ 世界経済の流れを読み切る!」
5つの時間足を表示して、4つは見ないという引き算
「見ているのはチャートだけです。1分足とティックがメインですね。一応、5分足、15分足、1時間足、日足も出してはいますが、これは画面を切り替えるのが面倒くさいから出しているだけで、基本的には1分足とティックしか見ていません」
ティックは、値が動いた一回一回の記録を指す。1分足が1分間の値動きを1本にまとめたものだとすれば、ティックはその中身を分解した最小単位にあたる。数秒で決済する取引では1分足すら結果の確認に近く、判断の主役はティックになる。
時間足を増やせば情報量は増える。だが上位足が示す方向と目の前の勢いが食い違った時、どちらを採るかで必ず迷いが生まれる。判断材料を減らすことは、迷う余地を減らすことでもある。
板も注文量もない相場で、勢いの変化を測る唯一の手がかり
株式なら板で需給を読めるが、FXにその画面はない。
「FXには板がないので、チャートの動きから読むしかないんです。勢いの強さも、ティックで見るしかない。ティックの動きが鈍くなってきたから、ちょっと勢いが落ちたな、とか。逆に、ティックの動きが速いと、これは値がすごく動きそうだな、とか。本当に、びっくりするくらい材料がないんですよ。だから難しいんです」
合わない相場の見分け方も、同じ材料で判断している。
「ティックがあまり動いていない時や、ティックがすごく上下に揺れている時ですね。僕は逆に行ったら切ってしまうので、同じようにティックをみて、合わない相場を避けています」
注文量も大口の動きも見えない環境で、価格の動き方そのものから需給を推測する。材料が少ない分、同じ場面を何千回と観察して再現性を見つけるしかない。