資金はバイト代のみ、社会人経験・知識ゼロ。デイトレで年1500万稼ぐまでに導き出した”シンプルすぎる”勝ちパターン
元手はアルバイト代のみ、社会人経験もゼロ。20歳でそんな状態から飛び込んだデイトレードの世界で、こなつ氏は5年間、ほとんど勝てなかった。大きく負けたわけではない。だが、勝てもしない。そんな停滞期を経て、今では年間1500万円を稼ぎ出すデイトレーダーへと変わっている。出口の見えない5年間に、何が転機をもたらしたのか。こなつ氏に聞いた。全4回の第1回。
みんかぶプレミアム連載「デイトレード 最短で億り人を目指す」
目次
社会人経験ゼロ、知識ゼロ、資金はアルバイト代
こなつ氏には、いわゆる会社員としての社会経験がない。学生時代からアルバイトで生活費を稼ぎながら、2017年、20歳のときに証券口座を開設した。当時の元手はごくわずかで、投資の知識もほとんどないまま、いきなりデイトレードという短期売買の世界に飛び込んだという。
「かっこいいなと思って、憧れで短期トレードにしましたね。株の知識はもともと全然なくて、一応ローソク足の見方だけは本で勉強した記憶があるんですけど、陽線って何だとか、この赤とか青のやつをどう読むんだとか、そのレベルからのスタートでした。アルバイトをしながら、株をやったりやらなかったりをずっと繰り返していましたね。お金があったりなかったり、相場に出たり入ったりというのを、20歳から25歳ぐらいまでの5年間、ずっと続けていた感じです」
株の知識も、まとまった資金もあったわけではない。最低限の基礎知識だけを頭に入れ、あとは実践の中で覚えていくスタイルだった。限られた元手を溶かしては働いて貯め直すというサイクルを、5年という長い期間にわたって繰り返しながら、細々と経験を積んでいった時期だ。
大きな失敗はないのに、勝てない。5年間の低迷に潜んでいた思い込み
20歳から25歳頃までのおよそ5年間、こなつ氏の成績はほぼ一貫してマイナスだった。もっとも、退場するような壊滅的な失敗があったわけではない。
「大きな失敗があったわけでもなくて、100株単位でずっとトレードしていたので、相場の急変に巻き込まれても2万円前後の損失で済んでいました。当時の自分にとっては十分大きな金額でしたけど、退場するような規模にはならなかったんです」
なぜ勝てなかったのか。今振り返ると、原因ははっきりしているという。
「今思うのは、銘柄群の違いを見極められていなかったことですね。小型なのか大型なのか、その小型の中でも仕手っぽく動いているのか、需給でちゃんと動いているのか。そういう違いを区別せず、同じやり方を全部に当てはめてしまっていたのが、一番の原因だったんだと思います」
時価総額の大きい大型株は、値動きが比較的緩やかで、板に並ぶ注文量も厚い。一方、時価総額の小さい小型株は値動きが荒く、少ない注文でも株価が大きく振れやすい。同じ「株式投資」という枠組みの中でも、銘柄によって値動きの性質はまるで別物だ。この違いを意識せず、覚えたやり方を機械的に当てはめていたことが、長い低迷の根本にあったというわけだ。