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マネーゲームと投資は違う! 投資歴30年のベテラン投資家が激動マーケットで注目する銘柄公開

(c) AdobeStock

本稿で紹介している個別銘柄:岡谷鋼機(7485)、名工建設(1869)、兼松エンジニアリング(6402)、リオン(6823)

 不透明な地政学リスクや、SNSに溢れる刹那的な情報。情報の洪水に翻弄される現代において、真に求められるのは「揺るぎない軸」です。

 投資歴30年のベテラン投資家・名古屋の長期投資家こと、なごちょう氏に注目している銘柄を教えていただきました。

 みんかぶプレミアム特集「まだ上がる?また下がる? 2026年下半期の攻め方」第2回。

目次

安易なマネーゲームは火傷のもと

ーー今回は注目セクターや注目銘柄についてお聞きしていきたいと思います。2026年3月時点で注目されているセクターや銘柄はありますか?

 私自身が長期投資メインということで、流行りやテーマで銘柄を選ぶことはありません。それだけに「今はコレ」といった言い方はできないのですが、米国への投資案件に関連する銘柄は要注目だと考えています。第1弾であれだけ株価に影響があったのですから、第2弾以降も同様の動きになると思います。

ーーだからといって注目されているだけで買ってはいけないということですね。

 SNSなどで情報が駆け巡ると買いたくなる気持ちは分かりますが、株式投資の基本は企業の業績や財務状況、配当性向などのファンダメンタルズです。ここがマネーゲームと投資の違いであって、安易なマネーゲームは火傷のもとです。

注目銘柄4選

ーーそれでは、現時点でなごちょうさんが保有されている、もしくは注目されている銘柄名を教えていただけますか。

 4つ紹介しますね。いずれも保有銘柄で、すでに長期間持っていて状況によっては買い増しをしたい銘柄でもあります。

岡谷鋼機(7485)

 創業から300年を超える老舗企業で、鉄鋼や機械を取り扱う商社です。名古屋に本社がある、私好みの「名古屋銘柄」でもあります。現社長は14代目で、1669年からある会社だそうです。

 上場来高値圏ではありますが、私の物差しではどう考えても安いのが買った最大の理由です。過去4期連続で最高益となっており、今期も売上の進捗率が高いため通期では売上、営業利益ともに上方修正が出そうです。増配を続けていて、今期もこのままいけば増配が期待できます。1株あたりの利益が着実に積み上がっており、過去最高水準をさらに更新しそうな勢いです。これを受けて「もうちょっと増配してくれるんじゃないか」との期待感もあります。

 また、会社が保有している有価証券の価値も上がっていて、事業を全くやらなくなって会社を解散したとしても利益が出るというのも、安定感があります。

名工建設(1869

 中部地方に事業の基盤を有しているゼネコンで、こちらも「名古屋銘柄」です。主力事業は鉄道関連で、JR東海との太い取引関係があります。

 今までは配当が渋かったのですが、今回は予想を超える大幅増配をしました。しかし今回の増配でも配当性向は25%、増配の余地がまだあるのではないかと考えています。売上が過去最高、利益も過去最高水準なのですから、業績の上方修正があるかもしれません。

 3Qの発表時に大幅増配を発表し、その時に「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」を5月の決算発表時に同時に発表するとの記載があり、どういった結論が出るか分からないですが、こういった発表をしている企業は株主還元重視に方針を転換する企業が多いので、大幅増配もあるのでは、と考えています。

 売上の半分がJR東海で、筆頭株主もJR東海という立ち位置も安定感があって、投資しやすいと思います。

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