キャリアと子育て、両方あきらめない。経営9期目・金井芽衣が実践するお金と時間の使い方
キャリアコーチング事業を手がけるポジウィル株式会社。代表取締役の金井芽衣氏は、まもなく3歳になる子どもを育てながら、経営9期目を走り続けている。仕事に没頭しすぎてきた自覚があるという金井氏は、最近になってようやく生活のバランスを見直し始めたという。堅実なお金の使い方から、子育てと経営を両立する日々のリズムまでを聞いた。全3回の最終回。
みんかぶプレミアム連載「バリキャリ女性社長のワークライフ・ルール」
女性社長・金井氏が「買わない」「見ない」と決めているもの
仕事や子育てには全力投球する一方で、お金の使い方には明確な線引きがある。金井氏がまず避けているのは、安さだけを理由にした買い物だ。
「安くて質の悪い服をたくさん買うようなことはしません。ファストファッションのブランドは確かに安いのですが、結局着ないことが多いんです。それから、夜中にネット通販を見ないようにもしています。夜更けにスマホで買い物サイトを開くと、なぜか必要以上に買いたくなってしまうので」
もう一つのルールは「迷ったものは買わない」ことだ。
「私は結構、直感で決めるタイプなんです。少しでも迷った服は、結局着ないんですよね。逆に5万円くらいする服でも、ビビッときたものは3、4年ずっと着続けています」
値段の安さではなく、納得感のある一点を選ぶことが、結果的に長く使えるものへの投資につながっているという。
コア業務に集中するための「やらない事リスト」
キャリアと子育てを両立しようとする女性の中には、仕事も家庭も一人で抱え込み、疲れ果ててしまう人も少なくない。金井氏の場合、子育てにあたっては、シッターや夫の母親に頼れる部分を積極的に頼り、自分がすべてを抱え込むことを避けているという。
「私は本当に料理をしないんです。できないというより、そもそもやらない。家事も洗濯機を回すくらいで、朝に少し掃除する程度です」
仕事と育児の両方を完璧にこなそうとする真面目な人ほど、かえって苦しくなってしまう場面を多く見てきたと金井氏は話す。
「どちらも自分で何とかしなきゃと思っている人は、抱えすぎている気がします。私は頑張らないところは、はっきり頑張らないと決めています」
できないことは早めに手放し、人に任せる。その分の時間とエネルギーを、自分にしかできないことに使う。そんな割り切りが、経営と子育てを同時に走らせるための知恵になっているようだ。