アクティブ運用(あくてぃぶうんよう)
ポートフォリオ戦略の一つで、ベンチマークを積極的に上回る運用成果を目指すスタイルのことです。ファンドマネージャーによる積極的な銘柄選択により、TOPIXや日経平均など市場の平均を上回る運用成果を目指す投資手法です。アクティブ運用と対峙する考え方がパッシブ運用という投資手法です。
アクティブ運用は市場には投資機会があるため、魅力ある銘柄を発掘して投資をすれば、市場平均を上回るリターンが得られると考えますが、反対に、パッシブ運用の考え方は市場にはそれほど投資機会はないため、市場の動きを代表する銘柄に幅広く投資をし、市場平均と同じリターンを目指すというものです。
またアクティブ運用には、個別企業の調査、分析に基づいて投資銘柄を選定する「ボトムアップ・アプローチ」と景気・金利・為替などマクロ経済の分析により、好調な産業セクターを選び、その中から投資銘柄を選択する「トップダウン・アプローチ」があります。そして、企業の利益や資産に対して、現在の株価が割安と判断したものを組み入れるバリュー投資や、業種や企業の成長性に注目して銘柄を選ぶ、グロース投資という投資手法があります。
アクティブ運用とパッシブ運用の違い
