年金積立金管理運用独立行政法人(ねんきんつみたてきんかんりうんようどくりつぎょうせいほうじん)
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)とは、厚生労働省所管の独立行政法人。
所在地は東京都千代田区霞が関1-4-12013年8月現在の理事長は元日本銀行理事の三谷隆博氏。前身は年金福祉事業団であり、2001年に年金資産運用基金へ改組。2006年4月より、現GPIFが設立。世界最大の年金基金であり、運用資産額は2015年時点で137兆358億円。
【運用方式及び実績】
GPIFの職員は事務職員であり、資産運用の専門知識を持たないため、実際の運用は金融機関に委託して行われている。その運用期間、運用状況などは全て公表されている。年金積立金は長期にわたって運用されるため、主に長期投資を目的として運用されている。
2007年からの世界的金融危機で、2年間で15兆円以上の損失を出し、世間からの批判が殺到した。運用の内訳は2014年10月まで国内債券60.14%、国内株式12.92%、外国債券9.82%短期資産4.23%だったが、これを大きく変更。国内債券35%、国内株式25%外国債券15%、外国株式25%と変更した。