親族(しんぞく)
血縁(けつえん)や婚姻(こんいん)を通じて形成される一定範囲の者を言い、民法上6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族(いんぞく)がこれに当たります。
▼親族系統図:【親族の範囲】 本人から見た場合

※兄妹は兄弟姉妹の略です。
■血族とは、血族関係にある者を言いますが、血族関係には自然血族と、法定血族があります。自然血族とは、相互に自然的血縁関係がある者のことで、法定血族とは、法律上血縁関係があると擬制された者を指します。
ex)自然血族:親子、兄弟姉妹、祖父母と孫、叔父・叔母と甥・姪など
法定血族:養親およびその血族と養子
■姻族とは、婚姻によって生じた、夫婦の一方と他方の血族との親族関係のことで、夫と妻の父母、兄弟または妻と夫の父母、兄弟は互いに姻族と言います。しかし、夫婦の一方の血族と他方の血族(夫の親と妻の親)、夫婦の一方と他方の姻族(夫と妻の弟の配偶者)は、いずれも姻族ではありません。
■直系・傍系・尊属・卑属
直系血族とは、父母と子、祖父母と孫などのように、世代が上下に連なる血縁者のことを言い、傍系血族とは、同一始祖から分かれた血族のことを言います。父母を同一の始祖とする兄弟姉妹がこれに当たります。また、ある者より前の世代に属するものを尊属と言い、後の世代に属するものを卑属と言います。
【合わせて確認しておきたい用語】
❏相続人