OPEC(おぺっく)
産油国の利益保護のために1960年に設立された組織。
第二次大戦以降、世界の石油市場はセブンシスターズを中心とした石油メジャー(採掘から販売までの全段階を行う石油系巨大企業複合体)に主導権が握られていた。しかし、資源ナショナリズムの高まりにより産油国から状況に対する不満が強まり、イラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラの5カ国により1960年に設立された。
本部はウィーン。現在の加盟国は原加盟5カ国に、カタール、インドネシア(08年12月に脱退予定)、リビア、UAE、アルジェリア、ナイジェリア、アンゴラ、エクアドルを加えた13カ国。