RR分類(あーるあーるぶんるい)
RRとはリスク・リターンの略で、RR分類とは、かつて投資信託協会が定めていた投資信託の分類のことです。
投資信託協会は投資信託がリスク商品であると認識してもらうため、リスクの度合いを1~5の5段階にランク分けして分類をしていました。
RR1:安定重視型
RR2:利回り追求型
RR3:値上がり益・利回り追求型
RR4:値上がり益追求型
RR5:積極値上がり益追求型
このRR分類は、受益証券説明書の裏面に記載されていました。しかし、1998年の法改正を受け、2000年に受益証券説明書が廃止、かわって目論見書が交付されることになりました。この目論見書の記載事項は「特定有価証券の内容等の開示に関する内閣府令」に記載内容が規定されており、RR分類については規定されていません。これにより目論見書にRR分類は記載されないことになりました。ただ、現在でも法定開示資料ではない販売用資料にはRR分類が記載されていることがあります。