スキャルピング(すきゃるぴんぐ)
スキャルピングとは、デイトレードやスイングトレードと並ぶトレード手法のひとつ。短い時間で小さな利益を積み重ねる手法から、スカル(骸骨)の『頭の皮を薄く剥ぐ』という意味のscalpingになぞらえて、そう呼ばれるようになった。
【スキャルピングの基礎】
スキャルピングトレードを行う人は、いくつもの通貨ペアのチャートを画面に表示し、自身の取引パターンやテクニカル指標が売買サインが出すまでモニターの前に張り付いていてトレード機会を伺うことが多い。
取引時間に明確な定義は無いものの、ポジションの保有時間は数秒から長くても数十分ほど、2,3銭ほどのわずかな収益があれば利益を確定することも多い。一度の利益は小さいものの、コツコツ細かく利益を積み重ねていくスタイル。
様々な情報を収集し経済情勢なども予測しながら半年、1年というスパンで取引を行う中長期トレードと比較して、スキャルピングではチャート分析などのテクニカル指標の知識を用いるのが一般的。
チャートを元にしたテクニカル指標は、分かり易く買いサイン・売りサインが出現し、様々な経済の情報を集める必要のある中長期取引よりもスキャルピングは、シンプルで分かり易く見える。
しかし、テクニカル指標通りに取引しても必ずしも儲かるというわけでは無いため注意が必要。