ティックチャート(てぃっくちゃーと)
チャートには取得するデータの取得時間別に日足チャート、週足チャートなどがあるが、その中でも売買が成立する度にチャート上に点を付けて動きを表すのがティックチャートである。
売買が約定するごとのチャートのため、最も敏感に市場の動きを表すといってよい。ティックとは英語で、時計などが「カチカチ」という音のことから、この呼び名の由来となっている。
売買が約定ごとのチャートのため、期間が無く、始値、高値、安値といったものも無い。よってローソク足や棒チャートといった概念もなく、折れ線グラフでの表記が一般的。
主な用途としては数十秒から数分で、相場のわずかな瞬間変動を狙って利幅取りを繰り返し、細かな利益を積み上げて行くスキャルピング(Scalping)取引などで有効となる。