取引報告書(とりひきほうこくしょ)
販売会社が受益者へ取引内容を報告する書類のことです。投資信託を換金したり、買取請求で換金をした場合に取引内容が記載された書類で、販売会社から送付されます。なお、投資信託定時定額購入サービスで購入した場合は、取引報告書は発行されず「取引残高報告書」で数カ月分まとめて報告されます。
新規に設定される投資信託を購入すると、設定日の数日後に取引報告書が送付されますが、それとは別に申込日から数日後には「お申込のご案内」が送付されます。
「取引報告書」の主な記載項目
①税区分:総合課税、申告分離課税
②約定日:取引が成立した日付
③精算日:購入時の申込代金または換金時の手取金が精算される日付
④銘柄名:投資信託の名称
⑤取引数量(口数)
⑥約定単価=購入時、または換金時の基準価額(1万口あたりの単価)
⑦約定金額:(1口=1円の投資信託の場合)
【購入の場合】購入金額=約定単価✕数量(口数)÷10,000
【換金の場合】換金金額(税引前)=約定単価✕数量(口数)÷10,000
⑧手数料・税金:購入時は販売手数料と消費税、換金時は差し引かれた税金の額
⑨精算金額:購入時に支払った申込代金、または換金時に受取る手取り金額
(注)取扱販売会社により内容や書類の名称は異なります。
取引報告書が届いた後、確定申告の際などに確認することもあるため、しばらくは保管するのが望ましいです。