オルタナティブ投資(おるたなてぃぶとうし)
オルタナティブ投資は代替投資とも言われ、多様なリターンの追求と、従来の投資資産との相関が低いことによるポートフォリオの分散効果を図る投資手法のことです。
オルタナティブ投資は、投資対象が株式や債券などの伝統的な資産とは違う代替資産(オルタナティブ・アセット)と、伝統的な資産中心に投資をするけれど、投資手法が従来とは違う代替戦略(オルタナティブ・ストラテジー)の2つに大別されます。
代替資産としては、不動産などの実物資産、金(ゴールド)などのコモディティ、代替戦略としては、ヘッジファンド、プライベート・エクイティなどがあります。
オルタナティブ投資に求める効果としては、
①従来の株式や債券とは違う収益性を有していることによるリターンの多様化
②株式や債券との相関が低いことによりポートフォリオの分散効果が高まること
などが挙げられます。
そして、不動産やコモディティは実物特有の価格変動がありインフレに対して強い、そしてヘッジファンドは絶対収益を目指すものとして下落局面に抵抗力がある、プライベートエクイティは高い成長性が期待できる、などの特徴があり、これらは投資対象として魅力的であるとともに、ポートフォリオの安定化や効率化に貢献します。
オルタナティブ投資の対象とメリット