ロンドンフィックス(ろんどんふぃっくす)
ロンドンフィックスまたはロンドンフィキシングとは、東京時間の仲値(9時55分)に相当する時間で、その日の対顧客向けの基準レートを決める時間です。
夏時間では、日本時間午前0時がロンドンフィックスとなります。(冬時間の場合は、日本時間午前1時)
この時間の為替レートが、その日の両替のレートや企業との取引レートとなるため、様々な思惑が働き値動きが激しい時間帯となります。特に月末月初は、ユーロドルやユーロポンドが大きく動きやすく、断続的に上昇したり、突然、大口の売買が入ったりするため、非常に注意が必要です。
毎月、この時間に絡む売買の噂はマーケットに流れますので、チェックしておいて損はないでしょう。取引量が多いロンドンタイムとあって、投信の設定などの買いや、23時のNYカットのオプションに絡む売買などもあり、月末でなくとも相場を大きく動かすポイントとなる重要な時間です。日本時間の仲値は基本的に輸出企業が多いため、ゴトー日(5日、20日など)はドル買いが入り、ドル円は上昇しやすい傾向にあります。