ショートカバー(しょーとかばー)
ショートカバーとは、ショートにしたポジション(売りポジション)の買い戻しのこと、為替市場だけでなく株式などマーケット全般で使用される。
ショートとは、ポジションが売り持ちの状態のことで、ロングは買いポジションのことを指す。
FXの場合、ドル円を101円から売っていた場合、ドル円101円のショートとなる。ショートカバーは、ショートしたポジションを買い戻すこと。基本的には自分が買い戻した際には「ショートカバーした」とは言わず第三者がショートポジションを買い戻した際に使うことが多い。
【ショートカバー時の値動き】
ショートカバーが入る時には、下落相場のなかで売りポジションを持っている投資家が、大口の売りポジションの買い戻しによる上昇で踏みあげられるイメージとなる。
相場は売り一色、誰もが売りポジションを持っているために、次第に相場が下がりづらくなっていきます。そんな時に一部の投資家がショートポジションの買い戻しをおこなった為に、相場が反転し大きく上昇すること、それがショートカバー。
ショートカバーが発生する際、多くの含み益を得た投資家が一気に利益確定に動くために、急激な価格変動となることが多い。
【ショートカバーが発生しやすい時間帯】
ショートカバーが発生しやすい時は、欧州時間の昼休み前18時過ぎ~20時頃、相場が大きく動いた後に重要な経済指標やイベントがある時に見られる。