特別引き出し権(とくべつひきだしけん)
IMF(国際通貨基金)に加盟する国(正確にはIMFのSDR部門に参加している国。
現在はIMF加盟国すべてが参加)が持つ資金引き出し権のこと。SDRとも。及びその単位。金、外貨、IMFのリザーブポジションなど既存の準備資金を補完するために創設された。
SDRの配分に際しては、IMFへの出資割り当て額(クォータ)に比例して決定される。SDRの単位は、世界の貿易及び金融制度における各通貨の重要性に基づいて、通貨バスケットの形で決定される。
通貨バスケットの構成は、5年ごとに見直され、2006年~2010年の間は米ドル44%、ユーロ34%、日本円11%、英ポンド11%の比率で構成されている。