アメリカのNYダウで株価は動く

ひとこと解説
- ニューヨークダウは、日本も含め世界中の市場に影響を与える株価指数
- 世界を代表する30銘柄で算出(コカコーラ、ボーイング、ウォルト ディズニーなど)
詳しく解説
「NYダウ」とは、アメリカの世界を代表するさまざまな業種の代表的な30銘柄から平均株価をリアルタイムで算出した指数。日本では「ダウ平均」、「NYダウ」、「ダウ工業株30種」などと呼ばれています。
「NYダウ」の特徴は、30銘柄のみで構成されています。一方、日経平均株価の構成銘柄は225銘柄ですから、いかに銘柄が少ないかが分かります。
構成銘柄は、コカ・コーラの製造、販売を行う「コカ・コーラ」や、ANAやJAL向けに飛行機の製造を担っている「ボーイング」、ディズニーや、くまのプーさん、アナと雪の女王などの映画製作を手がける「ウォルト・ディズニー」、などアメリカを代表する世界の名だたる企業が軒を連ねています。
また、ニューヨーク証券取引全体の時価総額は日本の東証1部全体の約4倍の時価総額を誇っており、日本円に換算した場合約3,047兆円を誇っています。
さらにそのうちの30銘柄で構成されている「NYダウ」の時価総額も、日本の東証1部全構成2,174銘柄の時価総額は745兆円(2021年9月30日時点)を上回ると言われていますので、いかにアメリカの影響力が大きいかが分かります。
このような巨大企業が名を連ねるアメリカの「NYダウ」は、日本を含め世界中の株価に影響を与えています。ニューヨーク証券取引所の取引終了時間は日本時間の朝6時。つまり、「NYダウ」の影響がそのまま日本の株価にも影響されるわけです。
※ニューヨーク証券取引所の時価総額は2021年8月時点(1ドル=114.4円で円換算)