株式投資の情報収集-何を見れば有益な情報が手に入る?

ひとこと解説
- みんかぶの個人投資家予想で、他の個人投資家の売買予想をチェック
- 株探等のニュースサイトで株式のニュースをチェック
- ヤフー株価予想など、プロの投資家が無料で評価したサイトも参考までにチェック
- 証券会社で口座を開くだけで株式市場の情報がチェックできる
詳しく解説
株式投資で利益を上げるためには、質の高い情報を収集する必要があります。しかし投資初心者のうちは無数に入り乱れている情報に戸惑ってしまい、どうやって質の高い情報を探すことができるのか分からないという人が多いのではないでしょうか。そこで、ここでは投資のための情報収集の方法を8つご紹介します。
目次
書籍・雑誌・新聞から情報を得る
一つ目は、昔から行われている紙の上から株式投資の情報を得る方法です。
書籍の多くは「情報がやや古い」という欠点があるのですが、株式投資の心構えなどが紹介されている書籍は内容が普遍的なので、いつの時代でも役に立つことが多いです。
一方で、雑誌や新聞はタイムリーな情報が多く掲載されています。
雑誌では知名度、人気が共に高いのが「ZAi(ザイ)」「日経マネー」など。これらの雑誌では銘柄紹介の記事にウェイトが置かれており、中でも個人投資家に人気が高い株主優待銘柄やテーマ株の特集は、頻繁に組まれることがあります。
新聞は、個別銘柄の紹介よりもマクロ経済の動向、世界的なお金の流れ等をタイムリーに紹介することにウェイトを置くものが多いです。日本経済新聞や株式新聞など、日本株を取引する際に役立つ情報を提供する新聞が存在しています。
企業のホームページを閲覧する・企業(お店)を訪問してみる
投資家の間で定着しつつあるのが、企業のホームページで情報収集したり、IR担当に電話をしたり、企業訪問し、実際に担当者に質問したりするスタイルです。
中でも一番手軽にできるのがホームページの閲覧です。ホームページには、その企業や業種の特徴が色濃く出ています。
例えばIT企業の場合は先進的で独創的なホームページが多く、メーカーでは堅実で古めかしいイメージのホームページが多かったりして、見ているだけでとても面白いです。
また企業が発表するIR(投資家情報)は株価に直接影響を与えることが多く、定期的に企業ホームページを閲覧することは非常に重要な情報収集であるといえます。少しハードルが上がりますが、IR担当へ電話をして疑問に思うことを問い合わせることや、IRフェアなどに出向いて企業担当者と実際に話してみると、企業が投資家を意識しているかどうかといった企業の雰囲気まで感じとることができます。
企業の商品・サービスの評価を確認してみる
会社の商品やサービスに関して、インターネットでは口コミの情報が多く存在します。これらは不特定の個人が無責任に発信する情報であり、その情報が正しいかは保障されていません(それゆえに株取引の判断に使う際は注意する必要があります)が、この手の情報はアナリストとは違う視点で企業の新たな側面を評価したものとなります。
また新商品の情報などをブログや掲示板等で評価しているサイトも参考になるはずです。なぜなら、今後ヒット商品となるような新商品をいち早く見つけることができれば、それは投資先を選ぶための貴重な判断材料になるからです。
さらに、あなたのお気に入りの商品を作っている会社に注目してみることも、良い銘柄を見つけるヒントになるかもしれません。
例えば「新しくできた飲食店の商品やサービスが気に入った」というような何気ないことも、投資先の選択に役立つことがあります。実際にも、そのような理由で投資を行った企業が店舗を拡大していき、株価が大きく上昇したということもあったそうです。
新商品やサービスについてより詳しい情報を知りたい場合は、直接IR担当に問い合わせてみるのもよいでしょう。
株式情報サイトで情報を仕入れる
株式に関する一般的な情報が集められた株式情報サイトを見て、自分のお気に入りの銘柄に関する情報を集めていきましょう。有名な株式情報サイトは以下になります。

(参考画像:株探トップページ)
この5つのサイトは、非常に多くの株式投資家に親しまれています。
投資に必要な情報が詰め込まれているので、投資先企業を選んだり、業績の良し悪しを確認したり、日経平均株価は今後どうなっていくか見通しをチェックしたり、取引に有益な情報をいくつも得ることができます。
中でもみんかぶは、たくさんの個人投資家による買い予想や売り予想などが公開されていて、自分の株式売買の参考にすることができます。
さらにテーマ株が探せる銘柄スクリーニング(https://minkabu.jp/screening/theme)や、株式ランキング(https://minkabu.jp/financial_item_ranking)といった人気機能もあるので、株式投資のお役立ちサイトの筆頭として、ぜひご活用ください。
サイトによっては無料で利用できる範囲が限られていて、有料会員にならないと使えない機能がありますが、有料会員になれば銘柄探しの幅が拡がるため、株探プレミアムや会社四季報の有料プランはとても人気があります。
いずれにせよ実際にサイトを訪問して、自分が使いやすいと感じるサイトを選ぶことが大事です。サイトごとに利用する内容を決めて、複数のサイトを使い分けるというのも良い方法です。毎日数分でいいので情報をチェックするようにすると、投資能力が向上するでしょう。
著名な投資家のツイッター・ブログなど
著名な投資家の中には、ツイッターを使ってリアルタイムで株式市場の情報を発信しているような人がいて、時には彼らの発信が、株価に影響を与えることもあります。
彼らはブログを使って、銘柄に言及したリアルな情報から、お役立ち情報、相場の解説や株式投資の手法まで幅広くカバーした情報を発信していることも多いため、ぜひお気に入りの投資家を見つけて、その人のツイッターやブログをフォローしてみましょう。
ただし、これらの情報を投資を行うための参考にする分には問題ありませんが、情報の発信者に依存してしまうことはよくないので、そうならないように注意が必要です。特に著名投資家が紹介した銘柄等を、何ら調査することなく買うのはご法度です。
さらにツイッターの場合、発信先の信用度が低い場合も多々あり、情報の正確さの見極めが必要だと言えます。
投資の基本は自己判断・自己責任だということを忘れないようにし、ツイッター・ブログなどから情報を入手したら必ず自分でも調査するようにしましょう。
投資商材・セミナーなど
投資家もしくは専門家は、DVDやオンライン動画、セミナーなどで株式投資に関する専門的なノウハウを提供しています。証券会社が投資初心者向けに行う無料セミナーも多くありますから、株式投資の入門知識を得るために受けてみることもよいでしょう。
株式投資セミナーは、直近の相場展望や銘柄解説がテーマになることが多く、投資商材は主に投資の売買ノウハウをまとめたコンテンツを提供してくれます。
投資商材に関して1点注意しておきたいことがあります。株式市場が盛り上がり始めた頃から「資産を100倍にした○○の方法」といった胡散臭い商材が急激に増えてきました。
これらの商材は、アフィリエイターと結託し、ブログなどで無料で閲覧できるような情報を、あたかもここでしか知ることができない情報のように紹介していることも多いです。
「絶対に儲かる」「利回り50%以上」などの現実的ではない広告に騙されないように注意してください。
証券会社から情報を得る
証券会社で口座を開くと、ログイン後の画面や取引ツールなどで、無料で現在のマーケットニュースや会社四季報などの正確な情報が手に入ります。
これらの情報は口座に入金をしていなくても、口座を開いているだけで閲覧できるので、こまめにチェックしておくとよいでしょう。
ネット証券の中には、口座を持っているだけで四季報から日経テレコン(一部サービスのみ)まで無料で読むことができるところもあります。みんかぶでは、おすすめのネット証券をランキング形式で紹介していますので、口座を開く際はこちらも参考にしてみてください。
自分なりの情報探しを
現在では多くのウェブサイトが乱立しているため、サイトを選ぶのもひと苦労ですが、既に多くの投資家から支持を集めているサイトには、その歴史の中で培われた使い勝手のよい情報提供サービスと、それに対する投資家からの信頼が詰まっています。
まずは上記でご紹介したサイトで情報収集を行うことから始めてみてください。株式投資を長く続けていくと、そのうち自分なりの情報収集方法が確立されるはずです。