資産形成の勉強は何から始める?効率よく学ぶコツをわかりやすく解説

みんかぶ編集室
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NISAやiDeCoなど投資に関する優遇制度がスタートした背景には、これからは国に頼らず自分でしっかりとした資産形成を行うべきということが暗に示されています。

資産形成と聞くと難しい専門用語が並んでいるイメージがあるかもしれませんが、学ぶコツがわかれば効率良く勉強することができます。

資産形成を成功させる近道は、事前に基礎知識を身に付けること。今回は初心者でもわかる資産形成を成功させるための勉強方法と、おすすめの運用方法についてご説明をします。

目次

資産形成の勉強はするべき?

”資産形成はするべき”のファーストビュー

資産形成を成功させるコツはしっかりと事前に基礎知識を身に付けることです。誰でも簡単に資産形成をすることはできますが、成功させることは誰でもできることではありません。そこで必要になるのが、資産形成に関する“正しい知識”になります。

「資産形成を成功させる」といっても一言では語れず、どうやってリスクを抑えるのか、どうやったら目標を効率よく達成できるのかなど、人それぞれにおける成功があります。

もちろん勉強をしなくても、資産形成を始めることはできます。しかし、事前に勉強をするとしないとでは、効果・効率の面で大きな違いが出てきます。

知識がない状態では失敗するリスクが高まる

資産形成で大切なのは、自分の資産を着実に増やしていくことです。税金や金融商品の知識がないまま初めてしまうと、失敗=資産を減らすリスクが高まります。

売買取引を行って一気に利益を上げることも成功ですが、着実に効率良く資産を形成していくことも、また成功といえるでしょう。その場合は、手数料など不必要な出費を削って、最小限のリスクで資産形成することが重要になってきます。

自分に合う方法と目標を設定するには、自身のライフプランをしっかり見つめなおすことが必要です。

目標が設定できたら効率良く運用できる商品、金融機関を選び、少しでも節税できるように税制についても勉強してみましょう。

資産形成の目標を効率よく達成できるようになる

資産形成の目標を効率よく達成するためには、どのような形成方法があるかを知ることが大切です。資産形成の方法は大きく分けて①投資(増やす)、②貯蓄(備える)、③保険(守る)の3つの方法があります。この3つをうまく組み合わせると、目標達成に近づくことができます。

①の投資は余裕資金がある人におすすめですが、リスクを取りたくない場合は、株式投資でも配当狙いの資産形成がおすすめ。銀行預金よりもはるかに高い利回りで運用できます。高い銘柄なら10%前後のものもあり、効率的に資産を形成することができます。しかし値下がりなどのリスクもあることは、忘れてはなりません。

②の貯蓄は、マイホームの頭金や車の購入費、リストラへの備えや老後資金など1~30年ほどで必要になる資金で、着実に運用できる格付けの高い債券や保険、積み立てなどが向いています。非課税になるNISA口座を活用すると、さらにコストを下げて効率良く運用することができます。老後資金など長期にわたって積み立てたい人は、税制優遇のあるつみたてNISAやiDeCoがおすすめです。

③の保険は、働き手の死亡や病気に備えておくためのもので、①②では対応できないことをカバーするための資産形成方法になります。月々の家計に組み込んで、長期間コツコツと運用することで、資産を形成できます。保険で特におすすめなのが、高い貯蓄性と保障のある終身保険になります。

このようにライフプランによって自分にあった方法をバランス良く取り入れることが、資産形成の目標を達成するカギになります。

資産形成を勉強する前に決めておきたい3つのこと

”資産形成を勉強する前に決めておきたい3つのこと”のファーストビュー

資産形成を勉強する前に決めておきたい3つのことは、①資産形成の目的、②余裕資金がいくらあるのか(自由に使えるお金)、③いつまでに必要なお金か(期限)です。これらを、あらかじめ自身で把握しておくことが大切。人生の中でお金が大きく関係するのは結婚や出産、マイホーム購入、教育費、医療費、老後資金などで、家族構成によっても変わります。まずはいつどんなお金が必要になるかを、事前に調べておきましょう。

資産形成の目的

まずは、資産形成の目的を定めておくことが大切です。結婚、出産、マイホーム購入の費用、子供の教育資金などから、世帯主の死亡や病気、安定した老後を送るための資金など、さまざまな出費があります。

これらで必要になってくるお金も、資産形成の観点からみると同じ形成方法では効率良く目標を達成することはできません。例えば結婚出産など、ある程度の費用で済むものは、積立貯金や国債などのローリスクのものでも構いません。しかし、子供の教育資金やマイホーム購入費用、老後の資金など、ある程度まとまった額が遠い未来必要になる場合は、リターンが望める株式投資や投資信託なども有効になります。

このように、資産形成の目的を明確にすることで取らなくてもよいリスクを省き、最小限のリスクで効率良くリターンが得られる確率があがります。

余裕資金がいくらあるのか

資産形成には、お金を増やすための「投資に向く資金」と、「投資に向かない資金」を見極めることが必要になります。投資に向く資金とは余裕資金のことで、当分使う予定もなく、万が一減らしても生活に支障がないお金のこと。

この余裕資金がいくらあるのかを、事前に調べておく必要があります。投資には少額でできるものから、数百万円以上の元手が必要なものまであるので、自分にあった投資方法を見つけるためにも、正確な余裕資金を知っておくことが重要です。

余裕資金がいくらあるかで、取れるリスクや望めるリターンが変わってきます。

いつまでに必要なお金なのか

自身のライフプランに応じて、いつまでに必要なお金なのかを知っておくことも大切です。お金が必要となる期日と元金が決まれば、目標達成するにはどのくらいの利回りで資産形成すれば良いのかがわかります。利回りとは資産運用に対するリターンを1年あたりの数字に表したもので、利回りを高く設定すれば高いリスクを取る必要があり、低く設定すれば低リスクで済みます。

いつまでに必要かを知っておくと、ローリスクで効率良く資産形成をすることができます。例えば株式取引でも短期間、少額の資金でリターンを望むためには、短期の売買を繰り返す必要があります。ですが、長期間である場合は配当金を複利運用するなど、低コストで着実に運用することができます。このような基礎知識を知っておくことが大切です。

資産形成の勉強は独学でもできる?

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資産形成の勉強や情報収集は、必ずしも有料セミナーやスクールに通う必要はありません。ウェブにはお金に関するコンテンツが、多く存在していますし、資産形成のノウハウ本なども数多く出版されています。そのため忙しい方でも、独学で勉強することは可能です。

しかし独学だと、偏った情報や知識で凝り固まってしまう可能性があるため、無料セミナーやSNS(TwitterやInstagram、YouTube)などで、資産形成について自分とは違った視点の情報を取り入れることが大切です。

これらの媒体は常に新しい情報に更新され、無料のものも多いので効率良く学ぶことができます。

初心者でもできる資産形成の勉強方法

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何から始めて良いかわからないという初心者でもできる資産形成の勉強方法についてご説明します。

①自分が勉強しやすいと思った媒体で勉強をする(広く浅く)

資産形成について勉強することは大切ですが、初心者が株式相場や外国為替レートなどの数字を調べたり、専門用語がならんだ経済本や日経新聞を読んだりしたとしても、長続きしないかもしれません。まずは自分のレベルに合った勉強方法を見つけて、そこから徐々に知識を吸収するのがおすすめ。資産形成とは何か、全体像を理解することをまずは目標としましょう。

資産形成の勉強・情報収集に役立つ媒体

資産形成の勉強や情報に役立つ媒体の特徴を表にまとめました。

手段 手軽さ 情報の質 コスト 場所 知識量
書籍 選ぶ
ウェブサイト 選ばない
無料セミナー/FP相談 選ぶ
SNS 選ばない

・資産形成に関する本(書籍)
本や雑誌、新聞などで勉強するメリットは、深く広い知識が身に付くことです。専門家によって書かれたものも多く、内容の信頼性が高いのも特徴です。 反対にデメリットは、費用や探す時間や手間がかかることです。なかには電子書籍になっているものもあるため、少々費用がかかっても確実に知識を得たい人や時間に余裕のある人におすすめの勉強法です。コストをかけたくない人は、図書館で借りるのも手です。

・資産形成情報が豊富なサイト
ウェブサイトを利用して勉強するメリットは、いつでもどこでもインターネット環境があればアクセスできることです。常に新しい情報に更新されるので、日々チェックすれば自身の知識もアップデート可能。

デメリットは、深い知識を勉強したい人には物足りない場合があることや、情報が信頼できるサイトを見つけなければならないことです。ある程度資産形成の知識があり、新しい情報を常に取り入れたい人におすすめの勉強法になります。

・無料セミナーやFP相談
メリットは、資産形成に関する知識を直接教えてもらえることです。その場で疑問に思ったことを聞くことができたり、相談にも乗ってもらえたりします。デメリットは、時間や手間がかかることと、セミナーや業者によっては金融商品の勧誘を受けたりすることもあります。時間に余裕があり、直接相談したい人、初心者などにおすすめです。

・YouTubeなどのSNS
SNSなどのメリットは、最新の情報をいち早く知れることです。自分の好きなファイナンシャルプランナー(FP)や経済学者、著名人の話を無料で観たり読んだりできますし、ダイレクトメッセージを使って直接やり取りが可能な場合もあります。幅広い層に向けて発信されていることが多いため、深い知識を得ることがやや難しい点がデメリットですが、初心者の人や楽しく勉強したい人におすすめです。

②特に興味を持った分野をネットや無料セミナーで学ぶ(狭く深く)

基本的な資産形成が何となくわかってきたら、自分の興味のある分野に絞って更に勉強していくと良いでしょう。資産形成の目的は人によってさまざま。例えば、日々の生活を豊かにするのが目的であれば、株主優待や配当金に関する証券会社が開く無料セミナーに参加したりするのも良いでしょう。

また、マイホーム資金や老後資金など低リスクで堅実に運用したい方はiDeCoや、つみたてNISAなどの無料セミナーに参加したり、保険会社や銀行が主催する、FPの無料相談会を活用したりするのがおすすめです。株式取引やFX、仮想通貨などトレードに興味がある人は、情報更新の速いSNSやサイトなどネットを使って手軽に調べるのも良策です。

③必要資金と必要なものを揃える

資産形成の目的と方法が決まれば、それに必要な資金を準備する必要があります。金融商品は数千円から始められるものから、百万単位、1千万円単位のものまで様々です。

最低投資金の他に必要なものは、情報源となるSNSやサイト、分かりやすく説明している書籍、さらに相談にのってくれるFPなども必要です。それらの情報をもとに、自分にあった証券会社や銀行に口座を開設することも忘れずに。

④少額から実行に移す

成功する資産形成の条件の中でとくに大切なことは、確実にリターンを得ることになります。なかでも株式売買などの取引が必要な場面では、メンタル面が重要。実際に運用すると、相場の変動により短時間で自分の資産が常に変動しますが、下がっても上がっても常に冷静でいる必要があります。

初心者が失敗する大きな原因は、相場が下がった時に不安になり、一番の底値で損切をしてしまうこと。、さらに、相場が上がっている場面でも不安になり、すぐに利益確定をしてしまうため、最大限の利益を取り損ねることにあります。そのため慣れてくるまでは数百円~数千円から始めてみて、全体の流れや相場観等がつかめてきたら、まとまった資金を投入するのが良いです。

初心者でもできる資産形成おすすめ3選

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初心者でもできるおすすめの資産形成方法をご紹介します。

資産形成を始めるには、まとまった知識や深い専門知識は必要ありません。まずは始めやすい方法からチャレンジして、少しずつ運用のコツを掴んでいきましょう。

つみたてNISA

NISA口座は投資で得た利益が、一定額非課税になる制度です。つみたてNISAは1年間の投資の上限が40万円と、通常のNISA口座より少ないですが、非課税の期間が最長で20年間(上限800万円)となっているので、NISA口座(上限600万円)よりも、非課税効果が大きいといえます。

つみたてNISAが初心者におすすめの理由は、対象商品が金融庁の一定の基準を満たしている投資信託やETFのため、低リスク、低リターンで安定した資産形成になるからです。さらに販売手数料も無料(ノーロード)で、信託報酬なども低く設定されているため安心。注意点としては、NISAとつみたてNISAは併用できないことがあげられます。

iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCoとは個人でかける年金制度で、60歳未満であれば誰でも加入することができます。

iDeCoのメリットは①投資額は所得控除、②運用益は非課税、③受け取る際には退職所得控除なども適用される、3つの税制優遇を受けられることです。

iDeCoが初心者におすすめの理由は、長期間にわたって積み立てることでリスクを分散できる運用面のメリットと、税制優遇制度があるからです。一般的に長期積立は短期売買に比べて、堅実にリターンを得られるとされています。

ロボアドバイザー(ロボアド)

ロボアドバイザーとは、いくつかの質問に答えるだけで、ロボットがその人に合う資産形成方法や、その銘柄を提案してくれるサービスのことです。口座開設から運用開始までオンライン上で完結するので、資産形成の勉強に時間を取れない人におすすめです。

メリットは何といっても目標設定から金融商品の選定、売買、資産形成の見直し(リバランス)を自動でしてくれることです。手軽かつ数万円から始められるため、初心者にも人気のある資産形成法です。金融機関によって特色が違うため、まずはホームページで確認してみましょう。

まとめ

資産形成の勉強はお金を増やすための方法だけでなく、税制の知識も学ぶことができます。効率良く学ぶためには難しい専門書だけを読むよりも、まずはサイトやウェブサイトなど、身近なツールを使って広く浅い知識を身に付け、その中から自分の興味のある分野を深く勉強していくことが近道かもしれません。

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MUFGグループおよび協業各社が提供する金融商品・サービスの中から、自分に合ったものを選んで組み合わせることができます。
商品の検討や購入はスマートフォンで可能。リスク許容度に応じた運用スタイルの診断サービスも行なっているので、是非チェックしてみてください。

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みんかぶ編集室

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