日経平均株価とは?

ひとこと解説
- 日経平均株価は日本経済新聞社によって選ばれた225銘柄の平均株価
- 日本の代表的な株価指標の1つで、株式市場の大まかな流れを把握するのに役立つ
- 「流動性の高さ」と「業種のバランス」を考慮して、定期的に入れ替えられる
目次
日経平均株価とは?
日経平均株価とは、日本経済新聞社が東証一部上場企業の中から選んだ225社の平均株価です。
「トヨタ自動車」、「ソフトバンクグループ」、「NTT」、「シャープ」など日本を代表する多くの有名企業が指数に含まれています。
日経平均株価が上がっていれば、多くの日系企業の株価が上がっていると捉えることができ、株式市場の大まかな流れを把握するのに役立ちます。
「インデックス投資」という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、そのインデックスは日経平均のような株価指標を指しています。
日経平均と連動する投資信託に投資する場合、日経平均に選定されている日本の有名企業225社に投資するのと同等の効果が得られます。
では、具体的にどのような銘柄が含まれているのかを詳しく見ていきましょう。
日経平均に選定されている銘柄は?
日経平均の構成比率上位20銘柄は以下のようになります。
コード | 銘柄 | 構成比率 |
---|---|---|
9983 | ファーストリテイリング | 8.99% |
8035 | 東京エレクトロン | 6.47% |
9984 | ソフトバンクグループ | 5.11% |
6367 | ダイキン工業 | 3.46% |
6954 | ファナック | 3.12% |
9433 | KDDI | 2.65% |
6857 | アドバンテスト | 2.63% |
6098 | リクルートホールディングス | 2.48% |
4543 | テルモ | 2.47% |
4063 | 信越化学工業 | 2.44% |
2413 | エムスリー | 2.33% |
6971 | 京セラ | 1.73% |
6762 | TDK | 1.50% |
4519 | 中外製薬 | 1.48% |
6758 | ソニー | 1.45% |
6645 | オムロン | 1.35% |
9613 | NTTデータ | 1.31% |
7203 | トヨタ自動車 | 1.18% |
7733 | オリンパス | 1.15% |
4901 | 富士写真フイルム | 1.14% |
※2021年9月10日時点
初心者の方でも聞いたことのある企業が多いのではないでしょうか。
このような企業は日経平均株価に大きな影響を与えるため、売買の際の参考にしてみて下さい。
また、銘柄は定期的に見直し・入れ替えが行われます。
銘柄は定期的に入れ替えられる
日経平均の銘柄は「流動性の高さ」と「業種のバランス」を考慮して、定期的に入れ替えられます。
基本的に流動性が高い銘柄が優先的に選ばれますが、特定の業種に偏らないように、全体のバランスを考慮して銘柄が選定されます。
業種は以下の6分野に分けられ、偏りがないようにそれぞれの分野から銘柄が選ばれます。
- 技術(医薬品、電気機器、自動車、精密機器、通信)
- 金融(銀行、その他金融、証券、保険)
- 消費(水産、食品、小売業、サービス)
- 素材(鉱業、繊維、紙パルプ、化学、石油、ゴム、窯業、鉄鋼、非鉄金属、商社)
- 資本財・その他(建設、機械、造船、輸送用機器、その他製造、不動産)
- 運輸・公共(鉄道・バス、陸運、海運、空運、倉庫、電力、ガス)
新たに日経平均に選定される銘柄は株価が大きく変動することがあるため要チェックです。
過去の値動きを見てみよう

直近5年間(2016年8月~2021年8月)の日経平均株価の推移です。
株価は上下を繰り返しながら、5年間で上昇していることが分かります。
2020年のコロナショックで一時的に株価が落ち込みましたが、その後は回復し大きく上昇しています。
過去の値動きは将来の株価を保障するものではありませんが、現段階において、日経平均は上昇傾向にあるといえますね。
まとめ
今回は日経平均について解説してきました。
日経平均は日本の代表的な株価指標の1つで、株式市場の動向を把握するのに役立ちます。
株式投資を始める方は日経平均の変動にも注目して取引をしてみましょう。